138人が地元の「街あるき」にチャレンジ、新しい地域イベントの誕生で仲手原が盛り上がります。
仲手原1丁目の全域と2丁目の北部をエリアとする仲手原自治会は、先週(2022年)5月14日(土)午前、「仲手原ふれあいウォークラリー」イベントを初開催。
事前に申し込み予約していた親子連れなど43組、138人もの人々が参加。
スタート・ゴール地点の仲手原自治会館(仲手原2)には、久しぶりのイベントのにぎわいを楽しむ人々の笑顔が多くあふれていました。
例年、同自治会は、5月の第2土曜日に、屋台やバザー、おもちつきやミニ動物園、ポニー乗馬、コンサートといった催しを楽しむ「仲手原ふれあい祭り」(同実行委員会)をおこなっていましたが、新型コロナウイルス感染症拡大の影響で2020年以降は開催中止に。
新たに立ち上がった同自治会の青年部をまとめる安本尚豊リーダーが中心となり、感染症のリスクが低い屋外で「密になりにくい」ウォークラリー形式でのイベントを初めて企画。
3つの子ども会やシニアによることぶき会、マザークラブや港北消防団の協力も得て実施に至ったといいます。
「雨上がり」無事に開催、チェックポイントやゴールで笑顔も
イベント当日は、前日から降り続いていた雨も、無事スタート時にはあがり、「雨だったのに、このイベントを開いてくれてありがとうとの感謝の言葉も早速いただきました」と斉藤眞幾男会長。
受付を済ませた参加者は、Aコース(1丁目)とBコース(2丁目)のスタート地点で待機。配られた地図を片手に、グループごとにそれぞれ時間差でスタート、5つのチェックポイントでスタンプを押してもらうほか、「謎解き(なぞとき)」をおこない、ゴールで「お宝」をもらえるという方法でおこなわれていました。
ルート上には、実行委員会のメンバーや消防団員らが待機し、見守りや誘導をおこなうなど、「安心・安全」に配慮しての実施となったほか、チェックポイントは、消防での初期消火器具として重要な役割を果たす「スタンドパイプ」が置かれた場所を設定。
「いざ」という時の防災面を意識した企画として、子どもたちや大人たちにとっても“地域を知る”重要な機会にもなったようです。
ゴール地点では、謎解きのキーワードで鍵を開ける「宝箱」を開いてのサプライズ演出も盛り上がりを見せ、お菓子などの景品や、自治会館で用意されたことぶき会などによるヨーヨー釣り、手作り風車もプレゼント。参加者は笑顔で会場を後にしていました。
「コロナに負けない」新スタイルでの先行事例に
「新型コロナ禍」を経て3年ぶりの開催となった5月の大型イベント。
ウォークラリー形式で、屋外を時間差でグループ単位でまわり、一部スタンプ押しでの人と人との対面の機会があるものの、それぞれの距離もあり、準備や屋内の状況を除き参加者が大規模に感染することは考えにくい企画として認知されそうです。
特に、参加者からは「街を知ることができた」、「謎解きが難しいけど楽しい」との声も聞かれたほか、約1時間ほどでのウォーキングの時間や、チェックポイントなどでのふれあいを、担い手、参加者の双方が笑顔で楽しむ姿も多く見られていました。
今後も“コロナ禍に負けないイベント”のモデルケースにもなりそうな今回の企画。
特に子どもたちを対象とした地域での「イベントの灯」を消さないことが望まれます。
【関連記事】
・日吉で「謎解き」探偵まち歩き、綱島も初散策の恒例ウォークラリーは2/24(日)(横浜日吉新聞、2019年1月29日)※「コロナ禍」以前にも児童向けウォークラリーを企画実施した一例
【参考リンク】
・仲手原自治会公式サイト ※イベント当日までの案内も
・なかてはら新聞(同)※最新号(第61号・PDFファイル)に「新企画!なかてはら ふれあいウォークラリー」のトップ記事も
・篠原地区連合自治会の紹介(港北区連合町内会サイト)