自分たちが住まい通う街の「安心・安全」を守りたい――地域で防犯活動をおこなう2人の個人の取り組みに感謝の想いが伝えられました。
神奈川県警察本部は、各警察署の管轄区域内で顕著な功績があった個人や団体を表彰。
警察本部長が「褒賞」を贈呈し、その功績を称(たた)えました。
防犯活動に顕著な功労があったと認められる個人としての評価を受けたのは、いずれも防犯指導員で城郷地区在住の松本一男(かずお)さん、新横浜駅前郵便局(新横浜2)前局長の北角(きたずみ)重樹さんの2人。
先月(2022年)5月27日(金)午後におこなわれた授与式に出席した2人に、同警察署署長の田村淳一署長が、林学本部長の代理として「褒賞」の品を贈呈し、その労を労(ねぎら)っていました。
今回「褒賞」を受けた理由として、松本さんについては、2019年6月から防犯指導員として「自主防犯活動を推進し、地域安全運動に多大な貢献をしている」ことを評価。
北角さんについては、新横浜駅周辺で実施される防犯パトロールやキャンペーンに積極的に参加したことを称(たた)えての授賞になったといいます。
今回の「褒賞」の贈呈について、今年着任したばかりの同警察署の梅本隆寛副署長は、「港北署管内の地域の皆さんの防犯意識の高さを感じるシーンが多く、その日々の取り組みに感謝したい」と、“地域ぐるみ”での防犯活動をおこなう大切さ、警察のみでなく、地域と協力しあうことでの犯罪撲滅を訴えます。
特に最近では認知症などで行方がわからなくなってしまう高齢者も増えているほか、オレオレ詐欺などの特殊詐欺被害も高い水準で発生していることから、「まずはお困り事、不審な点などもあれば最寄の警察署に連絡を」と呼び掛けています。
なお、今回、樽町1丁目から4丁目で活動する9つの町内会・自治会で組織されている「樽町連合町内会」(小泉亨会長)も、団体としての「褒賞」を受賞しています。
「いつ」起こるかわからない犯罪に対処するには、地域ぐるみでの防犯活動は不可欠となっており、犯罪を防ぐための対策に関心を持つことはもちろん、地域や警察などの防犯組織・団体とのコミュニケーション力を一人ひとりが“日頃から”高めておく必要がありそうです。
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【参考リンク】
・神奈川県警港北警察署のサイト ※犯罪についての最新情報など