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JR横浜線でも新型コロナウイルス禍の影響を反映した混雑率となりました。国土交通省がこのほど発表した2020(令和2)年度(2020年4月~2021年3月)の首都圏主要路線における最混雑区間の平均混雑率によると、横浜線では小机駅から新横浜駅まで間は、前年より大幅に減少したものの100%以上の混雑率を維持する結果となっています。

JR横浜線・小机駅

2019(令和元)年度(2019年4月~2020年3月)の「小机駅→新横浜駅」間において、7時27分から1時間にわたる平均混雑率は163%。2万2496人分の輸送力(8両編成×19本)に対し、3万6670人を輸送していました。

日本民営鉄道協会によると、混雑率の目安150%の場合で「肩が触れ合う程度で、新聞は楽に読める」という状態となり、180%になると「体が触れ合うが、新聞は読める」との環境だといいます。

新型コロナ前は朝や夕方だけでなく、昼間でも新幹線の乗換客で混雑することがあった(2019年3月、新横浜駅)

コロナ禍が続いた2020年4月以降、2020年度における「小机駅→新横浜駅」間の混雑率は108%となり、大幅に減少はしたものの、たとえば混雑率100%の場合では「定員乗車。座席につくか、吊り革につかまるか、ドア付近の柱につかまることができる」(日本民営鉄道協会)という状態です。

もっとも混雑する朝のラッシュ時の乗客は減っているものの、少なくとも横浜線の小机から新横浜の区間では、「空いていて快適」という環境にまではいたっていない様子です。

【関連記事】

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【参考リンク】

三大都市圏の平均混雑率は大幅に低下~都市鉄道の混雑率調査結果を公表(令和2年度実績)(国土交通省、2021年7月9日)

混雑率について(日本民営鉄道協会「鉄道用語事典」)