新横浜・菊名・大倉山・新羽など港北区南部の地域情報サイト

大倉山にある歴史ある図書館を、動画共有サイトYouTube(ユーチューブ)チャンネルで知り、学び、見学しながら楽しむことができます。

大倉精神文化研究所附属図書館の「図書館紹介動画」は、昨年(2020年)11月に開催された図書館の全国イベント「図書館総合展オンライン」(リンク・写真)で、出展企業の「ブレインテック賞」を受賞した

大倉精神文化研究所附属図書館の「図書館紹介動画」は、昨年(2020年)11月に開催された図書館の全国イベント「図書館総合展オンライン」(リンク・写真)で、出展企業の「ブレインテック賞」を受賞した

今から約90年前の1932(昭和7)年に開設した大倉精神文化研究所(大倉山記念館内、大倉山2)にある同附属図書館は、昨年(2020年)11月1日~30日に開催された図書館の全国イベント「図書館総合展オンライン」(同運営委員会主催)に、同図書館を紹介した動画を出展

出展団体賞として、図書館運営を支援するソリューション提供企業の株式会社ブレインテック(東京都品川区)による「ブレインテック賞」を受賞、昨日(2021年)2月18日に、同研究所内で表彰式が行われました。

歴史ある図書館用品や、普段は立ち入れない閉架書庫貴重なコレクションを見ていただきたい」との想いから作られたというこの動画は、6分15秒の長さで制作。同図書館の司書自ら構成と脚本を考え、撮影・編集まで行ったとのこと。

「東洋と西洋の精神文化の融合を追求する」ことを目的として設立・運営されている経緯や、哲学宗教(神道・儒教・仏教)、歴史文学ジャンルを柱とした約11万冊もの書籍を所蔵していることなどを紹介しています。

大倉精神文化研究所附属図書館ではYouTube(ユーチューブ)チャンネルも昨年(2020年)に新たに立ち上げた

大倉精神文化研究所附属図書館ではYouTube(ユーチューブ)チャンネルも昨年(2020年)に新たに立ち上げた

同研究所の創設者の大倉邦彦氏(1882~1971年)が所蔵していた資料や、大倉氏と親交があったインドの詩人・思想家で、アジア初のノーベル文学賞受賞者としても知られるラビンドラナート・タゴール(1861~1941年)から寄贈を受けた「タゴール文庫」について、書庫の建築秘話といった、「普段入ることができない」図書館内を知ることができる内容に仕上がっています。

同図書館では、「専門書だけでなく大倉邦彦の目標とした思想『精神文化研究による社会貢献』を実現する図書館として、仏教や歴史、芸術や文学などの入門書も多数所蔵しています。どなたでも無料で利用できますので、お気軽にご来館ください」と、動画の閲覧、また日々の来館を呼び掛けています。

【関連記事】

“港北を好きになって”と著者の平井さん、最新「わがまち港北」を図書館に寄贈(2020年12月29日)

【告知】港北区と共催「港北つなぎ塾」、2月のテーマは“港北区の魅力発信”(2021年2月15日)※研究員の林宏美さんが登壇

【港北つなぎ塾・ジャンル紹介】区の魅力を発信~平井 誠二さん(大倉精神文化研究所長)(2020年1月10日)

【わがまち港北番外編】こうほく歴史まち歩き~第2回:日吉の昔と今を歩く(後編)(2021年2月10日)※林宏美さんによる新連載

【参考リンク】

大倉精神文化研究所附属図書館 図書館紹介(公益財団法人大倉精神文化研究所)

大倉精神文化研究所附属図書館(2020年度 図書館見学会_ONLINE)

港北つなぎ塾2020年度~港北区の魅力発信 ※林宏美さんによる同研究所の紹介も