結局、日産スタジアム(横浜国際総合競技場)の男女サッカー競技を含め、東京2020オリンピックは「無観客」での開催となりました。大会組織委員会はきのう(2021年)7月8日(木)夜、新型コロナウイルスへの感染が首都圏で拡大していることから、東京や神奈川など1都3県の会場すべてを無観客とすることを決定。チケット購入者に対しては、大会終了後に払い戻しに関するメールを送るとしています。(2021年7月9日21:45記事公開)
先月6月21日に観客数上限が「収容定員50%以内で1万人」として決まり、すでに販売済みとなっている約363万枚のチケットのうち、日産スタジアムで開催分など約91万枚を削減するための再抽選を行い、今週7月6日(火)未明に結果を発表する予定としていましたが、これを10日(土)未明に延期。
しかし、来週7月12日(月)から8月22日(月)までの期間に東京都に「緊急事態宣言」が発出され、神奈川県など3県も「まん延防止措置(正式名称:新型コロナウイルス感染症まん延防止等重点措置)」の延長が決まったことから、1都3県の会場を無観客とすることを決めたものです。
今日7月9日(金)夕方に会見した大会組織委員会の鈴木秀紀マーケティング局次長は、「(チケット購入から)2年以上、お待ちいただいたみなさま、観戦の機会をご提供できなくなり申し訳ございません」などと、時おり声を詰まらせながら、幾度も謝罪していました。
なお、1都3県以外の静岡県や宮城県、福島県、北海道札幌市の会場では、「収容人員の50%、1万人まで」との制限を設けたうえで有観客開催とする予定。茨城県は、学校による観戦のみを認める形としています。(※7月10日追記:その後、札幌市と福島県も無観客に変更)
チケット代金の返金は、大会終了後になるとしており、手続きなどの詳細は購入者のメールアドレスに連絡するとのこと。クレジットカード(Visa)での支払った場合は、Visaカード経由で返金され、現金支払いの場合は登録した金融機関口座に振り込まれる予定です。
無観客が決まって一夜明けたきょう7月9日(金)、日産スタジアムでは、ゲート周辺をオリンピックのロゴマークなどを巻きつけたり、企業名である「日産」の文字を隠したりと、関係者以外は見る機会が失われたなかでも装飾工事が進められていました。
日産スタジアムでは、オリンピック男子サッカーの決勝戦を含め男女11試合が予定されていますが、新横浜や小机の街が盛り上がる機会は、ほぼ無さそうです。
【関連記事】
・<レポート>無観客の「五輪サッカー」開始、新横浜・小机に何一つ変化なし(2021年7月23日、初日の様子)※リンク追記
・【放送予定】あす7/22(木)から日産スタジアムで「五輪サッカー」計11試合(2021年7月21日、その後の日産スタジアムの写真も)※リンク追記
・<五輪サッカー>日産スタジアム分は全部「再抽選」、決勝は3万枚のチケット無効に(2021年6月24日、結局は無観客開催となった)
・<自粛の夏>8/22(日)まで「まん延防止」延長、マスク飲食店のみ酒類提供(横浜日吉新聞、2021年7月9日)
・川崎・横浜の「聖火ランナー」集結、“トーチキス”で火をつなぐセレモニー(2021年7月1日、聖火リレーも中止され、代替イベントも無観客だった)
【参考リンク】
(※)オリンピックなどの世界的イベントでは正式名称の「横浜国際総合競技場」を用いなければならないとのルールがありますが、港北区内では通常使用されている「日産スタジアム」の知名度が高く、横浜国際総合競技場では場所が分かりづらいため、見出しや記事では日産スタジアムの名称を優先的に用いています