新横浜・菊名・大倉山・新羽など港北区南部の地域情報サイト

横浜アリーナの30周年を記念し期間限定で生産されたオリジナル天然水「ヨコアリくんのうれし涙」が今月(2021年)7月から再発売しました。新たに容量と自販機も巨大化しており、これまで知る人ぞ知る存在だった“横浜アリ限定ドリンク”は、今度こそ新横浜名物となれるでしょうか。

自販機が巨大化しても、販売するのは天然水「ヨコアリくんのうれし涙」だけ……

新横浜駅から歩道橋を使って横浜アリーナへ向かうと、階段を降りる前に目に飛び込んでくる青い自動販売機は、なんと36ある見本のすべてが同じペットボトル。横浜アリーナのオリジナル天然水「ヨコアリくんのうれし涙」が占拠しており、「ここまでするのか!」との思いも……。

この天然水はもともと一昨年(2019年)6月、横浜アリーナが開業30年を迎えたことを機につくられた“記念商品”という位置づけだったため、昨年(2020年)3月までに販売を終えていましたが、新たに容量を350ml(ミリリットル)から500mlに大型化し、自動販売機もパワーアップのうえ、再び発売したとのことです。

500mlに大型化して再発売となった

「来場者や地域のみなさんからの熱い要望で再販売しました。容量も増えましたので、暑い時期に向けて熱中症対策にも役立てていただければ」と横浜アリーナ営業部の宮崎扶美さんは話します。

少し不思議な商品名は、30周年を迎えた嬉しさから、同アリーナのキャラクターである「ヨコアリくん」が“うれし涙”を流すという設定で名付けたといいます。

この天然水は、横浜アリーナで公演するアーティストやスタッフらにも提供されており、昨年春には著名ロックバンドのリーダーが自身のインスタグラム(Instagram)に紹介したことでも話題を集めました。

「ヨコアリくんのうれし涙」は横浜アリーナで公演するアーティストの楽屋などにも届けられている

話題性だけでなく、天然水としても特徴のある商品となっており、米どころでも知られる新潟県南魚沼の湧水は、肌や胃に優しいといわれる「軟水」で、「素材の味を活かしやすい“超軟水”なので、料理に使う人もいると聞いています」(宮崎さん)。

現在は期間限定での販売を予定しており、好評なら定番商品とすることも検討しているといいます。価格は120円(同アリーナ内の自動販売機は210円)。

新横浜でしかほぼ手に入らないはずのオリジナルのミネラルウオーター。ヨコアリくんがやたら目立っている外観からは想像しづらいのですが、製造はプリンスホテルが担当しており、実は“ホテルクオリティ”の商品だったりします。この夏、水分補給時に試してみてはいかがでしょうか。

【関連記事】

横アリ出演のアーティストにも手渡される、“ヨコアリくん天然水”の謎(2019年6月26日)

【参考リンク】

公式キャラクター ヨコアリくんの紹介(横浜アリーナ)