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街に何の変化も起きないなか、いつの間にか新横浜・小机での五輪は終わっていました。「東京2020オリンピック」で男女サッカー競技の会場となっていた日産スタジアム(横浜国際総合競技場)では、きのう(2021年)8月7日(土)夜までに当初予定されていた11試合に加え、猛暑対策で会場が変更された女子決勝戦も含めて計12試合が無観客で開催されました。

猛暑対策として日産スタジアムに会場を移し21時に試合開始に変更された女子決勝戦はスウェーデンとカナダが対戦し、PKまでもつれる激戦となった(8月6日)

日産スタジアムでは、オリンピック開会式前日の7月22日(木・祝)に男子予選ラウンドの2試合から始まり、男子予選6試合準々決勝、決勝の8試合、女子予選1試合準々決勝準決勝に加え、急きょ開かれた決勝も加えて4試合がそれぞれ実施されています。

女子の決勝戦は8月6日(金)の昼11時から国立競技場で開かれる予定でしたが、連日続く猛暑対策として試合開始時間を21時に遅らせたうえ、同日は試合開催予定のなかった日産スタジアムに会場を変更して行われました。

東京2020オリンピックでは男女の決勝戦が行われることになった日産スタジアム(8月7日、男子の決勝戦時)

これにより、日産スタジアムは、2002(平成14)年6月30日「2002 FIFAワールドカップ(日韓大会)」の決勝戦(ドイツ対ブラジル)をはじめ、一昨年2019(平成31)年11月2日「ラグビーワールドカップ2019」の決勝戦(イングランド対南アフリカ)と、オリンピックのサッカー男女決勝戦という4つの“国際決戦”が行われた地ということになりました。

期間中、男子の試合では強豪のブラジル対ドイツや、格上のフランスに圧勝した日本戦、延長に突入したブラジル対スペインの決勝戦といった熱戦が繰り広げられ、女子の決勝戦では、前回銀メダルのスウェーデンと同銅メダルのカナダによる決戦が日付が変わる直前までもつれた結果、深夜0時過ぎから表彰式が行われるなど、前日の急な会場変更も含めて無観客ならではの柔軟な運営も見られました。

女子決勝戦が開かれている最中の日産スタジアム西ゲート前には人の気配がほとんど無かった(8月6日)

ただ、全試合が無観客となったことによって新横浜や小机に新たな賑わいをもたらすことはなく、また、海外間の試合が多かったことで、7月28日(水)の日本対フランス戦を除いてはテレビでの生中継もわずか

延長戦にもつれる熱戦となった男子決勝は「NHK BS」で放送されたものの、実際の試合より10分から15分ど遅れた“疑似生中継”となっていました。

以下、日産スタジアムで行われた全12試合の試合結果と、期間中の周辺写真を紹介します。

日産スタジアム(横浜国際総合競技場)開催の12試合結果

※いずれも2021年、(試合詳細)は「東京2020オリンピック」の公式記録ページへリンク

7月22日(木・祝)<男子予選グループD>

  • 17:30:コートジボワール 2 - 1 サウジアラビア(試合詳細
  • 20:30:ブラジル 4 - 2 ドイツ(試合詳細

7月25日(日)<男子予選グループD>

  • 17:30:ブラジル 0 - 0 コートジボワール(試合詳細
  • 20:30:サウジアラビア 2 - 3ドイツ(試合詳細

7月27日(火)<女子予選グループF>

7月28日(水)<男子予選グループB・A>

7月30日(金)<女子準々決勝>

  • 20:00:オランダ 2(2) - 2(4) アメリカ(PK)(試合詳細

7月31日(土)<男子準々決勝>

8月2日(月)<女子準決勝>

  • 20:00:オーストラリア 0 - 1 スウェーデン(試合詳細

8月6日(金)<女子決勝・表彰式>=国立競技場から会場変更

  • 21:00:スウェーデン 1(2) - 1(3) カナダ(PK)(試合詳細

8月7日(土)<男子決勝・表彰式>

  • 20:30:ブラジル 2 - 1 スペイン(延長)(試合詳細)(※)ブラジルは「2002 FIFAワールドカップ」以来の日産スタジアム決勝戦での勝利となった

日産スタジアム周辺の試合開催日の様子

無観客になったことで試合日の交通規制は競技場横の道路のみにとどまった(7月22日、新横浜元石川線)

新横浜元石川線沿いに設けられた関係者向けの出入口は、迷彩服の係員も待機していて、ものものしい雰囲気で入場チェックを行っていた(7月22日)

最後まで有観客を模索した名残か、観客入場口との表示も残る(7月22日、西ゲート)

対戦国の国旗をまとった人が記念撮影を行う様子も(7月22日、東ゲート前広場)

初日の夜に行われたブラジル対ドイツの試合時には、雰囲気を感じたいとの思いからか東ゲート前に数人が集まり、場外まで漏れてくる国歌などに耳を傾けていた(7月22日)

無観客となった競技場の周辺には、ほとんど人の姿はなかったが警備の警察官は目立っていた(7月22日)

女子の決勝戦が行われている際の東ゲート前広場、場外には人の気配がほとんど感じられないが、ピッチ上ではPK戦までもつれる大熱戦が繰り広げられた(8月6日)

開幕戦や決勝戦などでは日産スタジアム上空をヘリコプターが飛んで空撮を行っていたが、閑散とした無観客の競技場が映っていたのが悲しい(スマートフォンの画面は五輪の国際映像)(8月6日)

最後の試合となる男子決勝戦ということもあって、連覇を狙うブラジルの関係者らも東ゲート前広場に姿を見せ、記念撮影するなど、ほんの少しの賑やかさを見せていたが、右下に映る若者らは地べたに座って横浜スタジアムで開かれている野球の決勝戦(日本対アメリカ)をスマートフォンで観て盛り上がっていた(8月7日)

閑散とした西ゲート前では、スマートフォンの“自撮り”で外国語で生中継する人も(8月7日)

男子決勝戦時のスタンドではブラジルとスペインの関係者らが観戦しているのか、席を埋めている様子が見られた。試合は前日の女子決勝と同様に延長戦までもつれ、表彰式も日付を超えて行われていた(8月7日)

小机駅の北口に設置された横浜市によるオリンピックの広告、ラグビーワールドカップの時と比べ、しんみりとしてしまった印象。市民や区民にはほとんど関係を持てない「世界的スポーツ大会」となってしまった(8月6日)

日産スタジアム西ゲート前で赤ちゃんを抱いて記念撮影をする家族、この子が大きくなった頃には今回のオリンピックや日産スタジアムでの無観客試合が良き伝説となっていますように……(8月7日)

【関連記事】

サッカー女子「決勝」も8/6(金)夜に日産スタジアム、猛暑で急きょ変更(2021年8月6日、サッカー女子決勝戦を開催した経緯)

<レポート>無観客の「五輪サッカー」開始、新横浜・小机に何一つ変化なし(2021年7月23日、初戦の街の様子)

<決勝戦レポ>日本中が熱狂した「ラグビーW杯」、名残惜しさ漂う新横浜(2019年11月5日、ラグビーワールドカップの決勝戦時は街が盛り上がっていた)

【参考リンク】

東京2020オリンピック「サッカー(男女)」の全記録(東京2020オリンピック大会公式サイト)

)オリンピックなどの世界的イベントでは正式名称の「横浜国際総合競技場」を用いなければならないとのルールがありますが、港北区内では通常使用されている「日産スタジアム」の知名度が高く、横浜国際総合競技場では場所が分かりづらいため、見出しや記事では日産スタジアムの名称を優先的に用いています