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「コロナ禍」に負けじと、屋外でのキャンペーンが行われました。

「新型コロナ対策」もあり、ドライバーを対象としてのロードサイドでは実施せず、新横浜駅前東口広場でのキャンペーン実施となった(9月29日)

「新型コロナ対策」もあり、ドライバーを対象としてのロードサイドでは実施せず、新横浜駅前東口広場でのキャンペーン実施となった(9月29日)

先月(2020年)9月29日午後、港北警察署(大豆戸町)と港北交通安全協会(同)、港北交通指導員連絡協議会(事務局:同協会内)は、新横浜駅東口広場(横浜アリーナ方面出口)で、「秋の全国交通安全運動に伴う事故ナシキャンペーン」を実施。

特別ゲストのご当地ヒーロー「横浜見聞伝スター ジャン」のスター・ジャンと、リヴィールエンタテインメント株式会社(菊名7)所属の女優の松林早紀さんらも参加し、約300セット用意したという案内チラシや、自転車ルールブック、反射材などのグッズを配布。交通事故防止や災害、特殊詐欺への日々の対策を呼び掛けました。

区内での4人目の死亡事故を受けてのキャンペーンとなった

区内での4人目の死亡事故を受けてのキャンペーンとなった

毎年開催され、今年で24回目を数えるというこのキャンペーンでは、例年、太尾新道入口交差点付近(大豆戸町・新横浜3)で、“事故ナシ”の響きから、グッズに「梨」をプラスし配布するというスタイルで行われていましたが、「新型コロナウイルス感染症対策として、“梨”の変わりに、除菌ティッシュを入れて配布しています」と、同署交通課の吉仲光課長

区内でのキャンペーン開催も感染症対策から自粛してきた経緯もあり、「7月のアピタテラス横浜綱島(綱島東4)以来となります」と語る太刀野一夫署長も、通行人らにチラシやグッズを配布していました。

キャンペーンに参加した港北署、港北交通指導員ほかの皆さん

キャンペーンに参加した港北署、港北交通指導員ほかの皆さん

9月22日には、区内の商業施設内駐車場での車と歩行者による死亡事故が起こり、今年は、累計で昨年(2019年)の2人の倍となる4人が亡くなっています。

太刀野署長は、「ちょっとした油断から、重大事故が発生しているように思います。これまでは事故件数自体は減ってきていますが、GoToトラベルなどの行楽シーズンや年末年始の多忙な時期に向けて、車を運転する人のみでなく、歩行者、二輪車を運転する人など、誰もが事故防止に努めてもらえれば」と、誰もが被害者、そして加害者になりかねない事故防止を広く呼び掛けています。

この日集まった港北交通指導員は、様々な地域活動を行うメンバーも多く、口コミはもちろん、地域からの情報発信により、さらなる事故防止への具体的な取り組みや呼び掛けを行っていくことが必要となりそうです。

【関連記事】

アピタテラスで初の交通安全キャンペーン、綱島街道でバイク事故防止の呼び掛けも(横浜日吉新聞、2020年7月13日)

今年も恒例「事故ナシ」キャンペーンで“梨”配布、ご当地ヒーローや若手女優も(2019年9月17日)

【参考リンク】

港北警察署のサイト

港北区内の交通事故発生概況~令和2年8月末(同)