ご当地ヒーローや若手女優、警察署員らが「事故ナシ」を訴え――先週(2019年)9月12日午後、港北警察署(大豆戸町)と港北交通指導員連絡協議会(事務局:港北交通安全協会内=大豆戸町)は、環状2号線沿い・太尾新道入口交差点付近(大豆戸町・新横浜3)で、「秋の全国交通安全運動に伴う事故ナシ(梨)キャンペーン」を実施。
ドライバーや歩行者らに、「事故なし」を願った梨や、交通安全を呼び掛ける啓発チラシなどを約30分間にわたり配布しました。
「秋の全国交通安全運動」(9月21日から9月30日)の一環として行われたもので、今年も2012年から荒天時を除き毎年参加しているという、特別ゲストのご当地ヒーロー「横浜見聞伝スター ジャン」のスター・ジャンとタイガ・ジャンの2人も参加。
同じ地元企業・リヴィールエンタテインメント株式会社(本位田牧代表取締役社長・菊名7)に所属している若手女優で、神奈川県警察本部(中区海岸通)から2019(令和元)年度「犯罪インフラ撲滅特命大使」に任命(委嘱)されている松林(まつばやし)早紀さんも梨を配布し、地域の犯罪撲滅を呼び掛けていました。
同日は、梨の配布に先立ち、交通指導員協議会の年1回の講習会も同警察署内で実施。
同協議会の田辺孝雄会長(師岡町在住)は、「特に自転車の事故の一因に、親が子どもを先に走らせてしまい、危険に気付かないというケースが多く見られます。まずは大人こそが、交通安全のルールを認識し、子どもたちに伝えてもらえたら」と、まずは大人である親こそが、子どもたちの交通安全により気を配ってもらいたいと感じるといいます。
港北警察署交通課の澤橋義久課長も、「重大事故は減ってきているものの、物件事故(物的損害のみが発生しているもの)は減っていません。決して油断をしないで(交通ルールを守って)もらえたら」と、より熱心だという港北区の交通関連団体の活動を後押しに、より強く交通安全の大切さを訴えます。
今年は茨城県筑西市から取り寄せたという300個の梨を交通課の署員らとともに配布した小島伸治署長も、「重大な交通事故の減少傾向は、地域ぐるみの活動が実を結んだ結果。ラグビーワールドカップ(W杯)の開催もいよいよ迫るここ新横浜から、交通安全の大切さを訴えていきたい」と、交差点付近を通りかかる一人ひとりに事故防止を呼び掛けていました。
地域にすっかり溶け込んだ同キャンペーンでの梨配布は、今年で23回目。一人ひとりの呼びかけが「成果」として結実し、より安心・安全な交通事故ゼロ社会が実現することが強く望まれます。
【関連記事】
・ご当地ヒーローも“梨”配布で「事故ナシ」訴え、区内で激増中の交通事故ストップなるか(2017年9月22日)
・<港北区内>相次ぐ事故を防ぐには、綱島街道で819(バイク)の日キャンペーン(2019年8月20日、横浜日吉新聞)
【参考リンク】
・令和元年秋の全国交通安全運動推進要綱(内閣府のサイト)
・犯罪インフラ撲滅対策~あらゆる犯罪の根絶を目指して(神奈川県警察本部)※女優・松林早紀さんに三代目犯罪インフラ撲滅特命大使を委嘱
・横浜見聞伝スター ジャン公式サイト(リヴィールエンタテインメント株式会社)