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イベントの観客数を「上限5000人」とする制限は9月も続くことになりました。政府は「新型コロナウイルス感染症対策分科会」の提言を受け、イベント開催制限のあり方について、来月(2020年)9月も現在の収容率(上限5000人)を維持することを決める一方、感染の収束傾向が見られた場合、制限のあり方を改めて検討するとしています。

7月10日から観客上限5000人の制限は続いている(2020年8月24日第7回「新型コロナウイルス感染症対策分科会」の資料より)

現在の制限は7月10日から始まっており、サッカーやプロ野球など屋外開催の場合は、「できれば2メートル以上の十分な間隔」を確保したうえで5000人まで、屋内の場合は会場の「収容率50%以内」としたうえで5000人までの観客を集めることを認めるとの内容。

当初は8月1日に解除する計画でしたが、感染者数の増加が止まらないなかで、再度の延長となったものです。

世界中でイベント開催時の制限が続いているという(第7回「新型コロナウイルス感染症対策分科会」の資料より)

最大7万人を収容できる日産スタジアムでは、7月12日から横浜F・マリノスの有観客試合を再開。

9月には4試合が予定されており、ビジターチームのファンも含めて多数の動員が予想される川崎フロンターレ戦(9月5日)などが影響を受ける形になります。

7月12日から上限5000人での有観客試合が行われている日産スタジアム

最大1万7000席を設けることができる横浜アリーナでは、8月15日に有観客での音楽公演が2日間にわたって行われたものの、9月は予定されていたジャニーズ事務所所属グループの5公演など計7公演がすべて中止か延期となっており、現時点で今後の有観客での音楽公演やイベント開催が決まっていない状態です。

日産フィールド小机では、8月30日までに4試合が予定されている女子サッカー「なでしこリーグ2部」の日体大FIELDS(フィールズ)横浜やニッパツ横浜FCシーガルズなどの試合は、観客数を90人に制限して開催中。今後11月15日までに予定される4試合のうち、9月27日(日)の試合では、制限が続く可能性があります。

横浜スタジアムではレフト側にも新たな増設スタンド(写真左上)が完成したが、5000人上限が続いているため使っていない

また、6月19日に無観客で開幕したプロ野球も、今年からスタンド増設で最大3万4000人が収容できるようになった横浜スタジアムでは、7月17日から有観客での試合を開催中ですが、9月8日(火)以降に行われる11試合も上限5000人の制限が続くことになり、入場チケットの入手困難な状態がしばらく続きそうです。

【関連記事】

9月も日産スタジアムで4試合、「上限5000人」は5日(土)の川崎戦まで継続(2020年8月13日)

半年近くぶり横浜アリーナで「有観客ライブ」再開、8/15(土)・16(日)に(2020年8月4日)

【参考リンク】

横浜F・マリノスの試合情報

横浜アリーナのイベント情報

なでしこリーグの公式サイト(日産フィールド小机で「2部」の試合を開催)

横浜スタジアムの公式サイト