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今年(2020年)4月から6月までの3カ月間、新型コロナウイルスの影響で横浜市営の地下鉄やバスの経営にも大きな打撃を与えています。市交通局は「令和2年度第1四半期」の収支状況をこのほど公表し、前年の同じ時期と比べ地下鉄の乗車料収入は4割減、バスは3割減となりました。

市営地下鉄「ブルーライン」など高速鉄道事業の乗車料収入が大幅に減った(写真はイメージ)

市交通局の公表によると、地下鉄ブルーラインやグリーンラインなどの「高速鉄道事業」における乗車料収入が40億7400万円減(39.9%減)となる61億4400万円まで落ち込み、高速鉄道事業全体の利益を示す経常損益は12億6700万円の赤字(前年同期は26億6500万円の黒字)でした。

市営バスなどの「自動車事業」は、乗車料収入が14億9800万円減(29.6%減)の35億6400万円となり、事業全体の利益を示す経常損益は9億8500万円の赤字(前年同期は4億2800万円の黒字)となりました。

新型コロナウイルスは、10年超にわたって経常黒字を続けてきた市営交通事業にも暗い影を落としています。

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“コロナ自粛のお盆”を反映、東海道新幹線など鉄道利用者が大幅に減少(2020年8月19日)

【参考リンク】

市営交通事業の令和2年度第1四半期(4~6月)の収支状況(横浜市交通局、2020年8月19日)