新型コロナウイルスの感染拡大の影響で帰省や遠出もままならず、夏の大型イベントも開かれなかった2020年の「お盆」を反映し、東海道新幹線の利用者は昨年と比べて76%減になったとJR東海が発表しました。
今月8月7日(金)から17日(月)まで11日間の東海道新幹線利用者は計105万7000人にとどまり、前年同時期の398万6000人から大幅に減少。下り(新大阪方面)のピーク日となった8月7日(金)が前年比74%減の75万5000人、上り(新横浜・東京方面)のピーク日だった8月16日(日)も前年比68%減の75万2000人でした。
JR東日本でも東北・上越・北陸・秋田・山形の各新幹線が前年同時期と比べて77%減と大きく落ち込み、東海道本線の「踊り子」や中央本線の「あずさ」「かいじ」といった在来線の特急列車も同76%減となりました。
一方、JR近距離区間の利用者(Suicaなどの利用数と切符の発売枚数)は、東京駅が同57%減、新宿駅も同59%減と落ち込むなか、今年6月に駅西口で大型商業施設がオープンしたばかりの横浜駅が同42%減に踏みとどまっています。
国が旅行や宿泊費の一部を補助する「GoToトラベルキャンペーン」が展開されるなど経済活動の再起が図られるなか、来月9月19日(土)から22日(火・祝)に予定されている「秋の4連休」(敬老の日・秋分の日)までには、旅行や行楽へ出掛けることができる環境となっているのでしょうか。
【関連記事】
・2020年お盆期間の「新幹線」予約は低調、7/21時点で前年の2割ほど(2020年7月27日)
【参考リンク】
・2020年度 お盆期間のご利用状況(PDF、JR東海)
・お盆期間のご利用状況(PDF、JR東日本)