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地下鉄の「普通回数券」や“紙の市バス定期券”は廃止となります。横浜市交通局は来年(2022年)4月1日から、10枚分の運賃で11枚分使える市営地下鉄の「普通回数券」を廃止するとともに、「昼間割引回数券」の使用可能時間を1時間伸ばす方針を発表しました。

3月末で地下鉄の「普通回数券」の販売は終了となる(新横浜駅)

今月(2021年)12月13日の横浜市会「水道・交通委員会」で市交通局が明らかにしたもので、新型コロナウイルス禍で経営状況が悪化していることから、合理化の一環で行うものだといい、地下鉄の普通回数券を廃止することで年間6581万円の割引分負担(2020年度)が減るとのこと。

一方、10枚分の運賃で12枚分使える地下鉄の「昼間割引回数券」については、現在の適用時間(改札口の入場時間)である平日10時から16時を前倒しし、平日9時から16時まで使えるようにする予定です。なお、土曜日や日曜日・祝日は全時間帯で使用可能。

地下鉄の乗車人員に普通回数券が占める割合は、2020年度時点で1.5%で、昼間割引回数券は同0.2%にとどまっているといいます。

紙による市営バスの「定期券」も3月末で終了となる

また、市営バス定期券の利用者のうち13.6%が使っているという紙の「定期券」についてはこれを廃止し、ICカード型(モバイルPASMO・Suica含む)へ一本化

加えて、市内に16カ所ある市営バス定期券の販売窓口のうち、利用の少ない4カ所(若葉台中央/磯子駅前/浅間町営業所/港南営業所)を廃止することで、人件費や機器のメンテナンス費など年間1500万円ほどの経費削減を行えるとのことです。

【関連記事】

横浜市交通局、20年以上続けた「バス50円・地下鉄110円」は再開できず終了(2021年4月23日)

<東急バスや市営バスなど>ICカード利用時の「特典ポイント」相次ぎ終了(2021年3月18日、ICカードの割引も廃止)

【参考リンク】

市営地下鉄「回数券」の案内(横浜市交通局、「普通回数券」の販売は2022年3月末まで販売)

市営バスの定期券(横浜市交通局、「紙の定期券」は2022年3月末まで発売)