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新横浜駅前の環状2号線で行われていた難工事が受賞となりました。相鉄・東急直通線(新横浜線)の新横浜駅前における新駅工事の技術を公益社団法人土木学会が評価し、整備主体である鉄道・運輸機構と、工事を受託した横浜市交通局、鹿島・鉄建・不動テトラ・NB建設共同企業体が「土木学会賞」を受賞しました。

相鉄・東急直通線(新横浜線)の新横浜駅(仮称)完成予想図(鉄道・運輸機構のYouTube公開動画より)

新駅の工事は、新横浜駅前を通る環状2号線の地下約33メートルの位置に相鉄・東急直通線の新横浜駅(仮称)を設けるもので、全長約325メートルにわたって駅の建設が行われています。

地上で環状2号線と宮内新横浜線(セントラルアベニュー)が交わる「円形歩道橋(新横浜北口歩道橋)」の真下では、ブルーラインと相鉄・東急直通線の駅を交差させなければならない環境。ブルーラインを営業しながらの難工事となるため、この約76メートル区間の交差部工事は市交通局などが受託していました。

円形歩道橋下における相鉄・東急直通線(新横浜線)新横浜駅(仮称)の工事行程図(市交通局の発表資料より)

この交差部土木工事では、地下にあるブルーラインの駅をいったん24本の杭で支えながら、その下部を掘って新たに駅を作るという「アンダーピニング」という工法を採用。

巨大な駅を地中で支えるだけでなく、地上部にある円形歩道橋の支柱も地下で支えながら駅の掘削工事を行わなければならず、さらに至近では電力用のトンネルが通るなど、難しい工事となりましたが、ブルーラインの営業を止めることなく工程短縮を図れた点を土木学会が評価。今回の受賞になったとのことです。

上部から見た円形歩道橋と環状2号線、相鉄・東急直通線(新横浜線)の新横浜駅(仮称)は環状2号線の地下に作られている(6月9日撮影)

今年(2020年)3月末までに相鉄・東急直通線の新横浜駅の本体土木工事はほぼ終えた状態。今後は出入口などの関連工事が行われるとともに、羽沢横浜国大駅から掘進してくる「羽沢トンネル」(約3500メートル)と、新綱島駅(仮称)から進み、道路陥没により至近の大豆戸町で止まっている「新横浜トンネル」(約3300メートル)の到着を待つことになります。

なお、今回の「土木学会賞(令和元年度)」では、首都高速道路などが横浜北線の「馬場出入口」で行った「市街地における急勾配・急曲線・小土被りの大断面シールドトンネルの建設」も受賞しています。

【関連記事】

<相鉄直通線・新横浜駅>ブルーライン交差部の複雑な難工事「山場は超えた」(2018年3月5日)

<地下鉄・新横浜駅>相鉄・東急直通線の至近に「新改札口」、乗換短縮へ新設(2020年5月19日、両線が交差する地点に新改札口を設置)

【参考リンク】

「相鉄・東急直通線 新横浜駅地下鉄交差部土木工事」が土木学会賞を受賞(横浜市交通局新横浜工事事務所、2020年7月17日)

令和元年度「土木学会賞」受賞一覧(公益社団法人土木学会、今回の「駅前交差点直下における大規模アンダーピニング技術と工程短縮に向けた取り組み~相鉄東急直通線新横浜駅地下鉄交差部土木工事」も掲載)

新横浜駅工事について(鉄道・運輸機構)