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来年(2023年)3月の開業まで1年を切ったなかで工事が進展しています。JRTT鉄道・運輸機構(横浜市中区)は今月(2022年)5月10日、「相鉄・東急直通線(相鉄新横浜線/東急新横浜線)」の新横浜駅や羽沢トンネルなど各工区の進捗状況を記録した写真を公開しました。

JRTT鉄道・運輸機構の「神奈川東部方面線」ページでは、路線図をクリックすると最新の写真が表示される

JRTT鉄道・運輸機構が公式サイト内で開設している「神奈川東部方面線~相鉄・JR直通線/相鉄・東急直通線」の特設ページ内に4月時点の写真が掲載されたもので、全線にわたってトンネルや駅といった大型の土木工事はおおむね終わり、レール(軌道)や電気など鉄道を運行するための設備工事に入っていることを伝えています。

JRTT鉄道・運輸機構によると、「新横浜トンネル」(新綱島駅~新横浜駅、約3300メートル)では、すでにレールを敷く工事が完了しており、電気や機械工事が行われているといいます。

2022年4月時点での工事状況を記録した写真が公開された(JRTT鉄道・運輸機構の公式サイトより)

環状2号線の地下約30メートルの位置に設けられた新横浜駅のホーム階では、土木工事をおおむね終え、レールや電気、機械などの工事を施工中とのことです。

一方、環状2号線地下に掘られた「羽沢トンネル」(新横浜駅~羽沢横浜国大駅、約3500メートル)では、すでに複線のレール敷設工事を終えており、今にも列車が走れそうな様子のトンネル内で電気・機械工事を施工しています。

なお、日吉側の新綱島駅や綱島トンネルなどでも土木工事はほぼ終え、設備関係の工事が行われています。

相鉄・東急直通線は、日吉駅から新横浜駅までの「東急新横浜線」と、新横浜駅から羽沢横浜国大駅を経由して相鉄の西谷駅までを結ぶ「相鉄新横浜線」からなる新路線。

「東急新横浜線」「相鉄新横浜線」が相互直通運転する区間の路線図と路線の概要(2022年1月27日発表のニュースリリースより)

相鉄線内から羽沢横浜国大、新横浜、新綱島の3駅を経由して日吉駅へいたり、日吉から東急の目黒線や東横線へ乗り入れます。渋谷駅と目黒駅では接続する東京メトロ副都心線や南北線、都営三田線とも相互直通運転を行い、さらに先の東武東上線や埼玉高速鉄道へも乗り入れる計画となっています。

【関連記事】

相鉄・東急「新横浜駅」のホーム天井は木目調、完成予想図を動画で公開(2021年12月31日)

東急新横浜線の開業は「2023年3月」、日吉~新横浜間は1時間に6本(2022年1月27日)

【参考リンク】

JRTT鉄道・運輸機構「神奈川東部方面線」のページ(2022年5月10日更新)

神奈川東部方面線フォトギャラリー(JRTT鉄道・運輸機構)

新横浜駅での軌道関係工事の進捗状況(相鉄・東急直通線)