新横浜・菊名・大倉山・新羽など港北区南部の地域情報サイト

2022年度下期(2022年10月~2023年3月)に開業を予定する「相鉄・東急新横浜線(相鉄・東急直通線)」との乗り換え利便性を高めるため、横浜市交通局は地下鉄ブルーラインの新横浜駅新改札口を整備する計画であることを発表しました。これにより、従来の改札口を経た想定乗り換え時間と比べ、1分弱の短縮が可能だといいます。

横浜市交通局が新横浜駅に設ける新改札口と相鉄・東急新横浜線(相鉄・東急直通線)の改札口の位置図(市交通局のニュースリリースより)

きのう(2020年)5月18日に市交通局が明らかにしたもので、新改札口は、「JR方面改札口」と「日産スタジアム側改札口」の間、市の行政サービスコーナー付近で現在は機械室や電気室などとして使っているスペースに設置。今後、行政サービスコーナーの位置についても、日産スタジアム側へ移転することを検討しているといいます。

新改札口の至近には、相鉄・東急新横浜線の改札口(自動改札機や切符売場)も別に設けられる計画で、ブルーラインとは、改札をいったん出る形での乗り換えとなります。

これにより、ブルーラインの新横浜駅は、現在のメインとしているJR方面改札口と、日産スタジアム側の8番出入口側改札口に加え、3つ目の改札口が誕生することになりました。

ブルーライン新改札口の完成イメージ図(市交通局のニュースリリースより)

市交通局によると、新改札口を設けることにより、ブルーラインと相鉄・東急新横浜線(相鉄・東急直通線)との乗り換え時間を1分弱ほど短縮することが可能だといいます。

一方、至近に設けられる相鉄・東急新横浜線の改札口は、現在のブルーラインと同じフロア(階層)に位置地上部との出入口についても、市交通局のほかに4カ所を新設し、東急新横浜線とブルーラインのいずれにも乗降可能とする計画です。

写真の奥左右に相鉄・東急新横浜線の改札口が設けられる予定(5月18日、地下鉄新横浜駅)

現時点で、相鉄・東急新横浜線独自に設けることが想定されている地上部との出入口は、次の4カ所

  • 駅前バスターミナルに近い「第1出入口
  • 鉄道建設工事で2014年12月にいったん撤去された旧地下鉄5番出入口(旧ブックオフ付近)が復活する形となる「第2出入口
  • 横浜アリーナ方面への最寄りとなる「第3出入口(地下鉄7番出入口近く)」
  • 駅前東広場方面の円形歩道橋下に通じる「第4出入口

新横浜駅から相鉄・東急新横浜線・ブルーラインのいずれに乗降する際も、地上部との出入口が増えることになり、利用者の利便性が高まりそうです。

【関連記事】

新横浜駅の「3B出口」を撤去、相鉄・東急直通線の新出入口を計画(2019年7月16日、東急新横浜線の出入口が設けられる)

<相鉄・東急直通>新横浜駅でエレベーター4台とエスカレーター27台発注へ(2019年7月3日、新横浜線との完成予想図も)

図書館の本を「日吉駅行政サービスコーナー」などで受け取れないのはなぜ?(横浜日吉新聞、2017年6月3日、新横浜駅の「行政サービスコーナー」は証明書発行枚数の少なさから廃止のターゲットとされる可能性も指摘)

【参考リンク】

市営地下鉄新横浜駅に新しい改札口を整備します(横浜市交通局、2020年5月18日)

相鉄・東急直通線(新横浜線)の公式サイト(鉄道・運輸機構)