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人口34万5000人超(2018年10月31日現在)と、全国の行政区では最多の人口を持つなかで、公立図書館がわずか1館しか置かれておらず、対人口比では「全国ワースト」レベルの図書館数とも言える港北区。

図書館不足の救世主なるか?3年8カ月ぶりに更新された「港北区 本との出会いマップ」と、港北区内の書店も参加している「港北区読書スタンプラリー」(港北区役所4階にある区民活動支援センター)

図書館不足の救世主なるか?3年8カ月ぶりに更新された「港北区 本との出会いマップ」と、港北区内の書店も参加している「港北区読書スタンプラリー」(港北区役所4階にある区民活動支援センター)

そんなマイナス面を克服すべく、同区役所(大豆戸町)が中心となり、区内で少しでも本に接する機会をつくり出そうと、2つのチャレンジが行われています。

まずは、「港北区本との出会いマップ」の刷新。今月(2018年11月)、同区と港北図書館(大豆戸町)により新たに発行されたもので、前回の版(2015年3月版)以来3年8カ月ぶりにリニューアルされています。

港北図書館以外の本貸出施設や閲覧スポットも知ってもらいたいと、区内の地区センター、コミュニティハウス、市民図書室などの開館日や蔵書数、貸出冊数や貸出期間、利用時間や特徴などを記したもので、同図書館をはじめとした計27施設と、移動図書館「はまかぜ号」についても紹介しています。

「港北区 本との出会いマップ」の表紙部分。港北区内で本や映像などに触れることができる27スポットを掲載している(同区のサイト・リンクは同マップのPDFファイル)

「港北区 本との出会いマップ」の表紙部分。港北区内で本や映像などに触れることができる27スポットを掲載している(同区のサイト・リンクは同マップのPDFファイル

同区(地域振興課)によると、今回のマップは、「より手持ちをしやすいように」との工夫から、サイズを前回発行時のA4判から、同サイズに印刷したものを、はがきサイズほど(縦14×横10センチメートル)に折り畳んだ「手持ちサイズ」に変更しています。

また、新たに鶴見川流域センター内のライブラリー(小机町)やどろっぷサテライト(綱島東3)ほかの施設を追加。横浜ラポール聴覚障害者用ビデオライブラリー(鳥山町)など、ビデオ(DVD)作品を閲覧できるスポットも新たに掲載しています。

表紙も、幅広い世代に親しみやすい「3びきのこぶた」をデザイン。発行された4000部は、各紹介施設にて配布中です。

区内の書店もスタンプラリーで応援、ゴールは図書館や小机

有名雑誌の廃刊も続くなど厳しい環境下にある書店業界でも港北区内における読書の秋を盛り上げます。今月(2018年)11月1日(木)から30日(金)まで、区役所や図書館などが主催する「港北区読書スタンプラリー」には、公共施設に加えて区内の著名書店も参画しました。

民間の一般書店とのコラボにも注目が集まる(港北区のサイト・リンクはスタンプラリー台紙のPDFファイル)

民間の一般書店とのコラボにも注目が集まる(港北区のサイト・リンクはスタンプラリー台紙のPDFファイル

区役所4階(同課)や、区内の読書関連の公共施設三省堂書店 新横浜店(新横浜2)や石堂書店(菊名1)、天一書房大倉山店(大倉山2)や有隣堂トレッサ横浜店(師岡町)など、区内の計7書店で配布している台紙に、いずれかの施設でスタンプを2つ集めたら、ゴールの景品交換場所となる港北図書館城郷小机地区センター(小机町)、日吉地区センター(日吉本町1)へ。12月14日(金)までに台紙を提出すると、景品のクリアファイルを受け取ることができます。

スタンプラリーの台紙も「携帯しやすいA4用紙を三つ折りにしたサイズに変更しました」と同課。ゴールにも2つの地区センターを加えたことが新たな試みとのことで、「より多くの皆さんにご参加いただけたらと企画しました。台紙は1000部限定で、なくなり次第終了となります。こちらも、鶴見川流域センターのライブラリーが新たにスタンプ設置箇所に加わっていますので、ぜひそれぞれの施設や書店にお立ち寄りください」と、同課は、同スタンプラリーへの多くの参加を呼び掛けています。

図書館の館数が人口比で極めて少なく、貸出図書の取り次ぎサービスも企画実施に至らない同区ですが、実際に図書にかかわる現場では、官民一体となった「本への想い」や「熱さ」も見られることから、より一層の図書(書籍・本)を取り巻く環境整備が、横浜市にも求められていきそうです。

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【参考リンク】

読書活動の推進~港北区内図書貸出施設マップ(港北区地域振興課)

読書フェスティバル・読書スタンプラリー(同)

港北図書館公式サイト ※「新着情報TOPICS」に、読書フェスティバル・スタンプラリーのニュース掲載

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