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8月21日(月)に発売された週刊「プレイボーイ」の表紙下部には「イメージほど魅力的じゃないぞ『横浜市』」と大きな文字が踊っている

イメージはいいけど本当はイケてない横浜市――。そんなテーマによる特集記事が今週(2017年8月)21日(月)に発売された男性向け週刊誌「プレイボーイ」(集英社)に掲載されています。

公立中学校に給食がない点や、図書館が少ないことなど6つの“イケてない”部分を分析。「坂が多すぎ」といった地形的な面から、市が役所を移転してまでもしゃれたイメージ作りに躍起になっているのではないか、という指摘まで行われています。

同特集では、横浜市は「おしゃれな街」として観光客が増え続ける現状があるものの、そんな印象があるのは西区と中区ぐらいで、あとは僻地ばかりとの声や、みなとみらいで遊んでいるのは市外の観光客ばかりで、市民は特別なイベントでもない限り行かないとの意見も紹介。

財政難であるにも関わらず、数百億円をかけてみなとみらいに近いエリアに市役所を移転するのは“オシャレでカッコいい横浜”のイメージ作りに躍起になっているように見える、と指摘する識者の分析も拾います。

特集の一部はインターネット上にも公開されている(「週プレNEWS」より)

また、今も中学校給食が提供されていない背景には、「弁当には親の愛情がこもっている」と主張する市会議員が多いことがあるとの見方を示すとともに、市民一人あたりの図書館数や蔵書数が政令指定都市で全国ワーストの現状を「図書館砂漠」との表現した人のコメントを紹介。人口34万人に1館しかない港北区の例を出し、その少なさが強調されています。

計4ページの特集ですが、同誌の表紙には「中心部を離れれば僻地!市民は使いにくい『みなとみらい』!大都市なのに図書館が少ない!」「イメージほど魅力的じゃないぞ『横浜市』」と大きな文字が踊っており、“横浜”に良いイメージを持つ人を中心に注目を集めるかもしれません。

【関連記事】

日本一の人口持つ“仮想自治体”港北区、政治への反映欠如が行政サービス低下に?(「横浜日吉新聞」2015年12月25日、他の自治体と比べ議員や図書館の少なさを分析)

【参考リンク】

観光地としても存在感はあるが…イケてる都市の日本代表「横浜市」の意外な正体(2017年8月22日 集英社「週プレNEWS」、特集の一部を公開)

週刊プレイボーイNo.36の内容紹介(集英社)