新横浜・菊名・大倉山・新羽など港北区南部の地域情報サイト

新横浜駅前で大幅に上がり、主要地点でも軒並み上昇となっていました。

2024年分の「路線価」が今週(2024年)7月1日に国税庁から発表され、新横浜駅前で2ケタの上昇を記録し、大倉山や岸根公園の駅前などでも上げています。

路線価図の一例、道路ごとに面した土地の価格を示しているのが特徴(「令和6年分財産評価基準」横浜市港北区67075ページより)

路線価は「道路」に面した土地の価額を国税局が調べたもので、相続税や贈与税の計算時に使用し、国土交通省が毎年公表している「公示地価」の80%程度の評価額としているのが特徴です。

新型コロナ禍の影響で2021年には成長に急ブレーキがかかった路線価ですが、今年は前年よりも上昇が加速する結果となっており、港北区内の駅前や主要地点では軒並み価額が上がりました。

特に新横浜駅前では、東広場(グレイスホテル側)の面したビルが前年比36万円、環状2号線沿いのビルは同12万円とそれぞれ2ケタの上昇額を記録。

新横浜駅前では路線価が2ケタ額の上昇となった。真中の道路は環状2号線(資料写真、2024年5月)

区内では日吉綱島の各西口駅前でも同様に2ケタ上げており、東急新横浜線の開業が影響した可能性があります。

このほか、大倉山駅前のレモンロード側で前年比4万円、港北区役所付近の綱島街道沿いや岸根公園駅前の篠原池交差点付近で同2万円の上昇となっていました。

港北区南部エリアにおける駅前など代表的な地点の路線価を紹介します。(※日吉・綱島など北部エリアは「横浜日吉新聞」に掲載

新横浜・大倉山・菊名・大豆戸・妙蓮寺・新羽・岸根公園・北新横浜・篠原台町・小机の代表的な地点(価格順)

▼ 新横浜駅前・東側(東広場に面したビル)PDFリンク

  • 2024年231.0万円/平方メートル(前年比+36.0万円
  • 2023年:195.0万円/平方メートル(前年比+7.0万円)
  • 2022年:188.0万円/平方メートル(前年比+1.0万円)
  • 2021年:187.0万円/平方メートル(前年比+1.0万円)
  • 2020年:186.0万円/平方メートル(前年比+24.0万円)

▼ 新横浜駅前・環状2号線沿い(駅真正面の環状2号線沿いビル)PDFリンク

  • 2024年:178.0万円/平方メートル(前年比+12.0万円
  • 2023年:166.0万円/平方メートル(前年比+8.0万円)
  • 2022年:158.0万円/平方メートル(前年比+2.0万円)
  • 2021年:156.0万円/平方メートル(前年比+4.0万円)
  • 2020年:152.0万円/平方メートル(前年比+16.0万円)

▼ 大倉山駅前(レモンロード側)PDFリンク

  • 2024年:60.0万円/平方メートル(前年比+4.0万円
  • 2023年:56.0万円/平方メートル(前年比+2.0万円)
  • 2022年:54.0万円/平方メートル(前年比+0万円)
  • 2021年:54.0万円/平方メートル(前年比+0万円)
  • 2020年:54.0万円/平方メートル(前年比+2.0万円)

▼ 菊名駅前・東口(臨港バス乗場付近)PDFリンク

  • 2024年:49.0万円/平方メートル(前年比+1.0万円
  • 2023年:48.0万円/平方メートル(前年比+1.0万円)
  • 2022年:47.0万円/平方メートル(前年比+1.0万円)
  • 2021年:46.0万円/平方メートル(前年比+0万円)
  • 2020年:46.0万円/平方メートル(前年比+1.0万円)

▼ 港北区役所付近の綱島街道沿い(大倉山1丁目・大豆戸町)PDFリンク

  • 2024年:43.0万円/平方メートル(前年比+2.0万円
  • 2023年:41.0万円/平方メートル(前年比+1.0万円)
  • 2022年:40.0万円/平方メートル(前年比+1.0万円)
  • 2021年:39.0万円/平方メートル(前年比+0万円)
  • 2020年:39.0万円/平方メートル(前年比+1.0万円)

▼ 妙蓮寺駅前(商店街側=踏切前)PDFリンク

  • 2024年:42.0万円/平方メートル(前年比+1.0万円
  • 2023年:41.0万円/平方メートル(前年比+0万円)
  • 2022年:41.0万円/平方メートル(前年比+0万円)
  • 2021年:41.0万円/平方メートル(前年比+0万円)
  • 2020年:41.0万円/平方メートル(前年比+1.0万円)

▼ 菊名駅前・西口(JR駅舎前のビル)PDFリンク

  • 2024年:40.0万円/平方メートル(前年比+1.0万円
  • 2023年:39.0万円/平方メートル(前年比+1.0万円)
  • 2022年:38.0万円/平方メートル(前年比+0万円)
  • 2021年:38.0万円/平方メートル(前年比+0万円)
  • 2020年:38.0万円/平方メートル(前年比+1.0万円)

▼ 岸根公園駅前(横浜上麻生線沿い、篠原池交差点付近)PDFリンク

  • 2024年:36.0万円/平方メートル(前年比+2.0万円
  • 2023年:34.0万円/平方メートル(前年比+1.0万円)
  • 2022年:33.0万円/平方メートル(前年比+1.0万円)
  • 2021年:32.0万円/平方メートル(前年比+0万円)
  • 2020年:32.0万円/平方メートル(前年比+1.0万円)

▼ 新羽駅前(川崎町田線沿い)PDFリンク

  • 2024年:35.0万円/平方メートル(前年比+1.0万円
  • 2023年:34.0万円/平方メートル(前年比+0万円)
  • 2022年:34.0万円/平方メートル(前年比+1.0万円)
  • 2021年:33.0万円/平方メートル(前年比+0万円)
  • 2020年:33.0万円/平方メートル(前年比+1.0万円)

▼ 北新横浜駅前(エスポット側)PDFリンク

  • 2024年:34.0万円/平方メートル(前年比+1.0万円
  • 2023年:33.0万円/平方メートル(前年比+1.0万円)
  • 2022年:32.0万円/平方メートル(前年比+0万円)
  • 2021年:32.0万円/平方メートル(前年比+0万円)
  • 2020年:32.0万円/平方メートル(前年比+0万円)

▼ 篠原台町・旧綱島街道沿い(サージュ白楽付近)PDFリンク

  • 2024年:34.0万円/平方メートル(前年比+1.0万円
  • 2023年:33.0万円/平方メートル(前年比+1.0万円)
  • 2022年:32.0万円/平方メートル(前年比+1.0万円)
  • 2021年:31.0万円/平方メートル(前年比+0万円)
  • 2020年:31.0万円/平方メートル(前年比+1.5万円)

▼ 小机駅前(商店街側)PDFリンク

  • 2024年:27.0万円/平方メートル(前年比+0万円
  • 2023年:27.0万円/平方メートル(前年比+0.5万円)
  • 2022年:26.5万円/平方メートル(前年比‐0.5万円)
  • 2021年:27.0万円/平方メートル(前年比+0万円)
  • 2020年:27.0万円/平方メートル(前年比+0.5万円)

)なお、港北区内のその他エリア(場所)については、国税庁のサイトから調査が可能です

【関連記事】

・【前年記事】2023年の「路線価」、新横浜や大倉山、菊名西口の駅前などで回復傾向(2023年7月5日)

<2024年公示地価>新横浜駅前の商業地は上昇継続、港北区の宅地は3.6%上げる(2024年3月28日、直近の個別調査)

【参考リンク】

2024(令和6)年「横浜市港北区(路線価図・索引図)」(国税庁)

令和6年分東京国税局各税務署管内における最高路線価(首都圏各地域ごとの状況)