新横浜・菊名・大倉山・新羽など港北区南部の地域情報サイト

日本全国で「春の全国交通安全運動」がスタート。先月の港北警察署長の交代に続き、港北区長が新たに着任、新体制での区内近郊での事故防止を呼び掛けます。

横浜市港北区(大豆戸町)が主体となり約90団体が参画する「港北区交通安全対策協議会」は、きのう(2024年)4月5日(金)14時から14時30分まで、新横浜駅前広場(東広場)で「春の全国交通安全運動キャンペーン」を開催。

4月5日(金)14時から14時30分まで新横浜駅前広場(東広場)で行われた「春の全国交通安全運動キャンペーン」のようす

4月5日(金)14時から14時30分まで新横浜駅前広場(東広場)で行われた「春の全国交通安全運動キャンペーン」のようす

令和6年度(2024年度)「春の全国交通安全運動」のスローガン「安全は心と時間のゆとりから」と呼び掛ける神奈川県警察本部のチラシ(同サイト)。歩行者優先意識や自転車利用時のヘルメット着用などを呼び掛けている

令和6年度(2024年度)「春の全国交通安全運動」のスローガン「安全は心と時間のゆとりから」と呼び掛ける神奈川県警察本部のチラシ(同サイト)。歩行者優先意識や自転車利用時のヘルメット着用などを呼び掛けている

春の新入学シーズンにあわせての事故防止や横断歩道前の自動車の一時停止といった交通ルールの遵守、自転車のヘルメット着用などの安全対策を呼び掛けました。

今月4月1日から新たに着任したばかりの竹下幸紀区長(同協議会会長)は、ちょうどコロナ禍に入ったばかりの2020年4月に建築局住宅部住宅再生課(課長職)から港北区総務部総務課の課長(地域防災担当)として着任。

港北区役所地域振興課の小松高志さんが司会進行を担当。港北区の竹下新区長、港北警察署の笠署長が一緒に初めて並んで公の場に登場した

港北区役所地域振興課の小松高志さんが司会進行を担当。港北区の竹下新区長、港北警察署の笠署長が一緒に初めて並んで公の場に登場した

わずか1年の任期となり、2021年には異動。健康福祉局や医療局での勤務を経て、3年ぶりの港北区への復帰となりました。

竹下区長は、「懐かしいお顔ぶれの方も覚えていただいている方もたくさんいらっしゃり嬉しい限りです」とまずはあいさつ。

竹下新区長は2020年度以来の港北区への凱旋(がいせん)就任となった

竹下新区長は2020年度以来の港北区への凱旋(がいせん)就任となった

「昨年(2023年)中は死亡事故をゼロ件に抑えています。神奈川県知事(黒岩祐治県知事)から当協議会に対して感謝状もいただき、本当に喜こばしいこと」と、メディア報道などを通じ、時折確認していたという港北区の情勢、その中でも交通事故死が抑えられてきたことについての感謝の想いを語ります。

3月19日に神奈川県警平塚警察署(平塚市)から新たに着任したばかりの笠(かさ)佳孝港北警察署長は、「管内では一昨年(2022年)12月22日以降、470日間、死亡事故の発生がありません。しかし先月、一つ間違えば死亡事故になりかねない事故が3件ありました」と、今後も重大事故発生を防ぐための協力を呼び掛けます。

周囲を和ませるトークで笑顔もみられた笠署長。「綱島公園桜まつり」(3月30日)などでも公の場での地域へのあいさつを既に行っていた

周囲を和ませるトークで笑顔もみられた笠署長。「綱島公園桜まつり」(3月30日)などでも公の場での地域へのあいさつを既に行っていた

「車も自転車も、歩行者に対する優しさ、これが事故防止になる。また自転車は、大人が模範を示しヘルメットを被ってもらえれば」と、横断歩道での一時停止を呼び掛け、まずは“親が”子どもたちの手本となり、ヘルメットを着用することの大切さも訴えていました。

また、2年目の就任となった港北区連合町内会関治美会長は、「横浜市最大の人口区13の連合町内会がある港北区には、約150の自治会・町内会があり、毎月会議を行い、警察からのご報告を受けた交通事故などを自治会町内会を通じて地域の皆さんに伝えるとともに注意喚起を行っています」と、日頃の情報交換を実施していることについて説明します。

港北区連合町内会の関会長も笑顔で新年度のスタートにおける決意を語っていた

港北区連合町内会の関会長も笑顔で新年度のスタートにおける決意を語っていた

区内には高齢者が多い地域、子育て世代が多い地域など様々な特性があると語り、「地域のニーズにあった交通安全の対策ができますよう引き続き警察や区役所と情報を共有していきたい」との言葉を寄せていました。

この日は新横浜町内会(金子清隆会長=菊名地区連合町内会会長)や、篠原地区連合自治会(川島武俊会長)、一般社団法人港北交通安全協会(嶋村公代表理事)や交通安全関連団体、神奈川県自動車ディーラー交通安全対策推進協議会の会員のほか、地域貢献を目指すという日本生命保険相互会社新横浜支社(新横浜2)も初参加。

啓発グッズの配布に先立ち、新年度1回目となる「集合撮影」

啓発グッズの配布に先立ち、新年度1回目となる「集合撮影」

啓発グッズは400セット用意し配布を行った

啓発グッズは400セット用意し配布を行った

笠港北警察署長と通りかかった人が情報交換を行うシーンも

笠港北警察署長と通りかかった人が情報交換を行うシーンも

約40人が通行人らに啓発グッズ400セットを配布し、交通安全への協力を呼び掛けていました。

なお、「春の全国交通安全運動」の実施期間は4月15日(月)まで。

この日は、多くの神奈川県立高校などで入学式が行われ、来週4月8日(月)以降には市立小学校・中学校などでも新学期を迎えるだけに、子どもたち自身や保護者はもちろん、一人ひとりが事故防止を心掛ける「行動」に努める必要がありそうです。

港北交通安全協会の嶋村代表理事が「ちょっと寒い中」行ったイベント参加への感謝の言葉を述べていた

港北交通安全協会の嶋村代表理事が「ちょっと寒い中」行ったイベント参加への感謝の言葉を述べていた

)この記事は「新横浜新聞~しんよこ新聞」「横浜日吉新聞」の共通記事です

【関連記事】

<トレッサ>4年ぶり「交通安全運動」キャンペーン、菊名小マーチングも演奏披露(2023年9月19日)

「秋の交通安全運動」が最終章、ウォークラリーや研修会、新羽駅前でもアピール(2022年9月30日)

【参考リンク】

交通安全教育資料(チラシ)(神奈川県警察本部 交通部交通総務課)※「春の全国交通安全運動」についても掲載

港北区交通安全対策協議会(横浜市港北区役所)