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新横浜駅からも使える市内中心部の観光用フリー乗車券がリニューアルします。

横浜市交通局は来月(2024年)4月1日(月)から横浜ベイエリア1日乗車券の「みなとぶらりチケット」と、新横浜駅から利用できる「みなとぶらりチケットワイド」について、販売価格を200円(小児用は100円)上げたうえで、フリーエリアが拡大されることになりました。

4月1日からリニューアルする「みなとぶらりチケットワイド」(左)と「みなとぶらりチケット」(市交通局のニュースリリースより)

みなとぶらりチケットは、地下鉄ブルーラインの横浜駅伊勢佐木長者町駅間や、市営バスの横浜駅から元町港の見える丘公園までのエリアと、三溪園(中区本牧三之谷)がフリー区間となる1日乗車券。

東海道新幹線の利用者にも対応した“ワイド”では新横浜駅とフリーエリアの入口となる横浜駅までの往復も可能となっています。

4月1日からは磯子区滝頭にある「横浜市電保存館」にも市営バスで行けるようになる(資料写真、2023年7月)

4月1日からは新たにブルーラインのフリーエリアを吉野町駅(南区吉野町)まで伸ばすとともに、市営バスの利用も関内・伊勢佐木町から横浜橋中村橋(南区)、滝頭(磯子区)まで拡大

またエリア内と桜木町駅前から中村橋間を走る神奈中バス(神奈川中央交通)にも乗車できるようになりました。

「山手ライナー」と名付けられた神奈中バスの「11系統」(保土ヶ谷駅東口~桜木町駅前)は山手エリアの観光地を多く通るため、フリーエリアに加わることで利便性が高まりそう(資料写真、2023年11月)

これにより、神奈中バスで中区山手エリアの横浜山手西洋館が巡りやすくなるほか、横浜橋通商店街(南区、阪東橋駅近く)や横浜市電保存館(磯子区滝頭)もエリア内に含まれることになります。

価格価格はこれまでより200円(小児用は100円)上がって、大人が700円、小児(小学生)は350円、“ワイド”は大人が750円、小児(小学生)は380円に変更されています。

みなとぶらりチケットは2001(平成13)年4月に発売し、その1年後には新横浜駅も利用できる“ワイド”が設定されました。近年はデジタル版の販売も行われています。

2024年3月31日までの「みなとぶらりチケットワイド」「みなとぶらりチケット」のフリー区間マップ4月1日からはさらに広がることになる(市交通局の案内ページより)

みなとみらいや元町・中華街など観光地の多いエリアに特化したフリー乗車券として、観光スポットの入場料割引などの特典もあり、今では横浜観光の定番的なチケットとなりました。

新横浜では“ワイド”のみ市営地下鉄の新横浜駅と「はまりんコンビニ新横浜駅店」(地下)、新横浜駅観光案内所(JR側)、新横浜の6ホテルで販売しています。

なお、横浜駅では、みなとみらい線JR根岸線(横浜~新杉田)がフリーエリアの「ヨコハマ・みなとみらいパス」(大人530円/小児260円)がJR横浜から新杉田間の各駅で販売され、京急線(横浜~上大岡)やみなとみらい線と、みなとぶらりチケットを組み合わせたような「横浜1DAYきっぷ」(京急横浜~上大岡間の各駅から大人870円/小児430円、羽田空港各駅から大人1210円/小児510円)といったフリー券も販売中です。

【参考リンク】

横浜市交通局「横浜ベイエリア 市バス・地下鉄一日乗車券『みなとぶらりチケット』をリニューアルします」(2024年4月1日より実施)

みなとぶらりチケットの案内ページ(2024年3月21日現在はリニューアル前の情報を掲載中)

JR東日本「ヨコハマ・みなとみらいパス」(大人530円/小児260円、JR横浜~新杉田間の各駅で販売)

京急「横浜1DAYきっぷ」(京急横浜や羽田空港港第1・第2または第3ターミナルなど京急線の各駅で販売、大人870円~/小児430円~)