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プロアイスホッケー「アジアリーグ」の横浜グリッツ(GRITS)は今月(2024年)3月24日に昨年9月に始まった2023-24年シーズンの全試合を終え、4勝28敗で5チーム中5位となりました。

4シーズン目を迎えた今季の横浜グリッツは、過去3シーズンのように試合中盤までに大崩れして得点差が開くような展開は見られなくなる一方、接戦に持ち込むも終盤で引き離されて勝ち切れない試合が目立ちました。

今季は開幕から勝利が遠く13連敗を喫することになった(2023年9月30日のホーム開幕戦)

直近の3月24日に栃木県日光市で行われたリーグ最終戦では、序盤でH.C.栃木日光アイスバックスを相手に3対0とリードしながらも第3ピリオドの残り11分に5失点して5対7で勝ちを逃しています。

また、前シーズンは6勝2敗で勝ち越した東北フリーブレイズから今季は1勝も挙げられなかったのも誤算でした。

戦力補強が成功した東北フリーブレイズに対して力負けし、今季は1勝もできなかった(2023年10月14日)

一方、過去3シーズンでまったく勝てなかった上位のHLアニャンアイスホッケークラブやレッドイーグルス北海道から勝ち星を挙げられたのは一つの成果です。

チーム創設当初から企業などに勤務しながらプロ選手として活動する「デュアルキャリア」を採用する横浜グリッツでは、最初はその生活に慣れるだけでも苦労がともなうと同チーム選手の多くから聞かれます。

今季加入した大澤選手はデュアルキャリアで日本代表もつとめた(2023年9月30日)

そんななか、一昨年移籍の2選手に続き、今季移籍してきた日本代表FW(フォワード)の大澤勇斗選手(前レッドイーグルス北海道)と、リーグ経験豊富なGK(ゴールキーパー)の古川駿選手(前東北フリーブレイズ)がデュアルキャリア初年から活躍を見せたことは、チームにとっても心強い出来事といえそう。

GKの古川選手は18試合に出場し、日本選手権でも先発GKをつとめた(2023年12月8日)

また、参入初年度に生え抜きとして大学卒業と同時に加入したFW池田涼希(あつき)選手以来、毎年2人ほど加わる大学リーグの有力選手がルーキーとして、社会人生活などとの両立を果たしながらチームで主力となる活躍を見せています。

グリッツ創設時に明治大学からルーキーとして加入した池田選手(写真左端)(2023年12月24日)

2020年秋の参入からまったく勝てなかった2シーズンを経て、今はデュアルキャリアのプロチームとしてリーグ内で一定の実力は認められつつあるだけに、より多くの勝ち星を積み上げて結果を見せられるかが来季の大きな課題。

また、デュアルキャリアのチームを意識した新たなアイスホッケーリーグを発足させようという動きさえ見られるなか、横浜グリッツがプロスポーツ界での先導者として果たすべき役割はより大きくなりそうです。

今季は客席の多くが埋まる主催試合も増えてきた(1月21日)

今シーズンのチームと個人成績は次の通り。(※下部に未掲載だった試合結果を掲載)


アジアリーグ2023-24年シーズン成績

5位:4勝28敗(うちPSS勝利:1、PSS負け:1、延長戦負け:1)勝点13/得点78ー失点144

アジアリーグ2023-24年シーズンのレギュラーシーズン順位表、1位と2位はプレーオフに進出(公式サイトより、一部加工)

<チーム別の対戦成績>

  • HLアニャンアイスホッケークラブ戦:1勝7敗(うち延長勝ち:1、延長負け:1)
  • レッドイーグルス北海道戦:1勝7敗
  • 東北フリーブレイズ戦:0勝8敗
  • H.C.栃木日光アイスバックス戦:2勝6敗(うち延長負け:1)

チーム内の主な成績(アジアリーグ)

アレックス・ラウター選手(#9)

<ポイント数>※ゴール+アシスト、#は背番号

  • #9アレックス・ラウター(FW):31(リーグ8位)
  • #14大澤勇斗(FW):20(リーグ25位)
  • #97池田涼希(FW):19(リーグ27位)
  • #21杉本華唯(FW):18
  • #13岩本和真(FW):17
  • #61鈴木ロイ(FW):17
  • #74三浦大輝(DF):16
  • #65蓑島圭悟(DF):13
  • #26権平優斗(FW):11
  • #11角舘信恒(FW):10
  • #19ジェイク・ホートン(FW):10
  • #5泉翔馬(FW):8
  • #54熊谷豪士(DF):7
  • #17務台慎太郎(DF):6
  • #87茂木慎之介(FW):6
  • #16菅田路莞(DF):5
  • #20石井秀人(FW):5

右から茂木慎之介選手(#87)、角舘信恒選手(#11)、運上雄基選手(#12)

<ゴール数>

杉本華唯(かい)選手(#21)

  • #9アレックス・ラウター(FW):11(リーグ11位)
  • #14大澤勇斗(FW):11(リーグ11位)
  • #21杉本華唯(FW):9(リーグ14位)
  • #97池田涼希(FW):7(リーグ27位)
  • #61鈴木ロイ(FW):6
  • #26権平優斗(FW):5

<アシスト数>

今季もキャプテンをつとめた岩本和真選手(#13)

  • #9アレックス・ラウター(FW):20(リーグ9位)
  • #13岩本和真(FW):15(リーグ19位)
  • #74三浦大輝(DF):12(リーグ26位)
  • #97池田涼希(FW):12(リーグ26位)
  • #65蓑島圭悟(DF):11(リーグ30位)
  • #61鈴木ロイ(FW):11(リーグ30位)

蓑島圭悟選手(#65)とアレックス・ラウター選手(#9)

<ゴールキーパー成績>

  • #34古川駿:試合数18(時間17:24:40)/セーブ率88.63%/防御率(GAA)4.19
  • #38小野航平:試合数9(時間07:28:57)/セーブ率87.78%/防御率(GAA)4.41
  • #32石田龍之進:試合数7(時間06:55:46)/セーブ率89.35%/防御率(GAA)4.04

古川駿選手(#34)


横浜グリッツ試合結果(3月24日~16日)

)左側の数字はゴール時間、選手名の前に記載の「#数字」は背番号、「←」の前に記載の選手はアシストを記録、(+1)は相手より人数の多いPP(パワープレー)中の得点、(-1)は相手より人数の少ないPK(ペナルティキリング)中の得点、(EN)は相手がゴールキーパーを引き上げ6人攻撃中の得点、FW=フォワード、DF=ディフェンス、GK=ゴールキーパー

○H.C.栃木日光アイスバックス 7-5 横浜グリッツ●(3月24日/日光)※最終戦

<1P:日光0-3横浜/シュート数:日光5-11横浜>

  • 05:19 横浜#20石井秀人(FW)←#11角舘信恒(FW)
  • 10:09 横浜#13岩本和真(FW)←#9アレックス・ラウター(FW)←54.熊谷豪士(DF)
  • 19:21 横浜#16菅田路莞(DF)←#11角舘信恒(FW)←#14大澤勇斗(FW)

<2P:日光2-1横浜/シュート数:日光14-8横浜>

  • 21:32 日光#13出口圭太(FW)←#8相馬秀斗(DF)←#88寺尾勇利(FW)(+1)
  • 32:05 日光#13出口圭太(FW)←#8相馬秀斗(DF)←#22大椋舞人(FW)(+1)
  • 37:46 横浜#28池田涼希(FW)←#74三浦大輝(DF)←#21杉本華唯(FW)(+1)

<3P:日光5-1横浜/シュート数:日光14-6横浜>

  • 48:56 横浜#21杉本華唯(FW)←#74三浦大輝←#9アレックス・ラウター(FW)
  • 49:22 日光#13出口圭太(FW)←#5石川貴大(DF)←#10阿部泰河(DF)
  • 51:06 日光#14磯谷奏汰(FW)←#22大椋舞人(FW)
  • 54:36 日光#40佐々木祐希(DF)←#48清水怜(FW)←#29伊藤俊之(FW)
  • 58:11 日光#14磯谷奏汰(FW)←#22大椋舞人(FW)←#21宮田大輔(FW)
  • 59:20 日光#14磯谷奏汰(FW)←#88寺尾勇利(FW)←#22大椋舞人(FW)(EN)

<GK>

  • 日光:#44福藤豊(セーブ20/失点5)
  • 横浜:#34古川駿(セーブ26/失点6)00:00~58:39/58:56~59:18/59:40~60:00

)横浜・池田涼希選手は#28のユニフォームでプレー

※試合詳細ページはこちら(アジアリーグ)

●H.C.栃木日光アイスバックス 1-8 横浜グリッツ○(3月23日/日光)

<1P:日光0-3横浜/シュート数:日光8-11横浜>

  • 05:03 横浜#28池田涼希(FW)←#74三浦大輝(DF)←#17務台慎太郎(DF)
  • 13:21 横浜#20石井秀人(FW)←#5泉翔馬(FW)←#13岩本和真(FW)
  • 15:32 横浜#20石井秀人(FW)←#65蓑島圭悟(DF)←#17.務台慎太郎(DF)

<2P:日光0-3横浜/シュート数:日光6-14横浜>

  • 29:02 横浜#21杉本華唯(FW)←#61鈴木ロイ(FW)←#9アレックス・ラウター(FW)
  • 36:49 横浜#74三浦大輝(DF)←#28池田涼希(FW)←#21杉本華唯(FW)(+2)
  • 39:44 横浜#28池田涼希(FW)←#74三浦大輝(FW)←#13岩本和真(FW)(+1)

<3P:日光1-2横浜/シュート数:日光14-7横浜>

  • 46:56 横浜#54熊谷豪士(DF)←#11角舘信恒(FW)←#5泉翔馬(FW)
  • 52:42 日光#48清水怜(FW)←#4坂田駿(FW)←#14磯谷奏汰(FW)
  • 53:47 横浜#9アレックス・ラウター(FW)←#13岩本和真(FW)←#74三浦大輝(DF)

<GK>

  • 日光:#90大塚一佐(セーブ23/失点8)
  • 横浜:#32石田龍之進(セーブ27/失点1)

)横浜・池田涼希選手は#28のユニフォームでプレー

※試合詳細ページはこちら(アジアリーグ)

横浜グリッツ 2-5 東北フリーブレイズ○(3月17日/東京・東伏見)

<1P:横浜0-2東北/シュート数:横浜8-12東北>

  • 03:45 東北#8石田陸(DF)←#78ボイバン・アレクサンダー(FW)←#39ドゥピィ・ジョン(FW)(+1)
  • 04:51 東北#88安藤永吉(FW)←#11猪狩大智(FW)←#38山田淳哉(FW)

<2P:横浜0-1東北/シュート数:横浜19-15東北>

  • 37:35 東北#21山本和輝

<3P:横浜2-2東北/シュート数:横浜7-7東北>

  • 44:20 東北#39ドゥピィ・ジョン(FW)←#38山田淳哉(FW)←#8石田陸(DF)
  • 55:33 横浜#21杉本華唯(FW)←#97池田涼希(FW)←#17務台慎太郎(DF)
  • 58:03 横浜#61鈴木ロイ(FW)←#17務台慎太郎(DF)←#9アレックス・ラウター(FW)
  • 59:54 東北#76小原大輔(FW)←#38山田淳哉(FW)←#16武部虎太朗(FW)(EN)

<GK>

  • 横浜:#34古川駿(セーブ29/失点4)00:00~59:38/59:44~60:00
  • 東北:#33伊藤崇之(セーブ32/失点2)

※試合詳細ページはこちら(アジアリーグ)

横浜グリッツ 2-4 東北フリーブレイズ○(3月16日/東京・東伏見)

<1P:横浜0-0東北/シュート数:横浜7-4東北>

<2P:横浜1-2東北/シュート数:横浜3-11東北>

  • 22:44 東北#78ボイバン・アレクサンダー(FW)←#22田中遼(FW)←#8石田陸(DF)(+1)
  • 23:18 横浜#26権平優斗(FW)←#97池田涼希(FW)←#14大澤勇斗(FW)
  • 36:06 東北#73ロウラー和輝(DF)←#8.石田陸(DF)←#78ボイバン・アレクサンダー(FW)(+2)

<3P:横浜1-2東北/シュート数:横浜18-9東北>

  • 40:54 東北#78ボイバン・アレクサンダー(FW)←#10京谷充洋(DF)←#33伊藤崇之(GK)
  • 48:12 東北#76小原大輔(FW)←#38山田淳哉(FW)←#16武部虎太朗(FW)
  • 56:57 横浜#26権平優斗(FW)←#74三浦大輝←#9アレックス・ラウター(FW)

<GK>

  • 横浜:#34古川駿(セーブ20/失点4)
  • 東北:#33伊藤崇之(セーブ26/失点2)

※試合詳細ページはこちら(アジアリーグ)

横浜グリッツ・北海道ワイルズ交流戦(3月10日~2月24日)

ワールドリードカップ第4戦(東急電鉄DAY)(3月10日/新横浜)

横浜グリッツ 4-8 北海道ワイルズ〇

  • 3on3:〇横浜1-0ワイルズ●
  • PSS:●横浜0-1ワイルズ〇

(※)本試合の録画映像はこちらで配信

ワールドリードカップ第3戦(東急電鉄DAY)(3月9日/新横浜)

横浜グリッツ 2-5 北海道ワイルズ○

  • 3on3:●横浜0-1ワイルズ〇
  • PSS:●横浜0-1ワイルズ〇

(※)本試合の録画映像はこちらで配信

標茶町スペシャルマッチデー第4戦(2月25日/釧路)

○北海道ワイルズ 7-2 横浜グリッツ

  • 3on3:△ワイルズ0-0横浜△
  • PSS:●ワイルズ0-2横浜〇

標茶町スペシャルマッチデー第3戦(2月24日/釧路)

△北海道ワイルズ 3-3 横浜グリッツ

  • 3on3:〇ワイルズ1-0横浜
  • PSS:●ワイルズ0-2横浜〇

【関連記事】

2023-24年シーズンの新横浜新聞における記事一覧(2023年8月~2024年3月)

【参考リンク】

アジアリーグ2023-24シーズンの横浜GRITS(グリッツ)全試合成績(2023年9月23日~2024年3月24日)

アジアリーグ2023-24シーズンの順位表(レギュラーシーズンは5チーム・全32試合で実施)

横浜GRITS(グリッツ)の選手紹介(各選手の詳しい情報)