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校舎建て替え工事が直前に迫る菊名小学校で、工事開始直前での防災訓練が行われました。

横浜市立菊名小学校(菊名5)を地域防災拠点とする「地域防災拠点運営委員会」(颯田忠能委員長=菊名北町町内会)は、今月(2023年)10月22日(日)午前、「地域防災拠点訓練」を開催。

建て替え迫る菊名小学校で行われた「地域防災拠点訓練」の様子。校庭の使用は建て替え工事完了後までできないことになる(10月22日)

建て替え迫る菊名小学校で行われた「地域防災拠点訓練」の様子。校庭の使用は建て替え工事完了後までできないことになる(10月22日)

当日は215人が参加し、今年12月からスタートする校舎の「建て替え工事」開始以降の状況を想定した訓練と確認作業を行いました。

小学校の通学区域は菊名4・5・6丁目と隣接する鶴見区上の宮1・2丁目の全域と、菊名3・7丁目、篠原北1・2丁目、錦が丘、大豆戸町、鶴見区馬場7丁目のそれぞれ一部。

「まずは来年夏までに新しい仮校舎を校庭に建てる必要があり、校庭の使用ができなくなります」と松瀨歩校長

仮校舎の建設は12月から本格的にスタートする見込みとのこと

仮校舎の建設は12月から本格的にスタートする見込みとのこと

今年(2023年)4月現在の児童数は933人で港北区内でも大きめの規模の学校ということもあり、今週からスタートとなる建て替え工事に対する対応として、体育の授業を行うための代替スペースの確保に日々奔走していると語ります。

この日は通学地区の大豆戸町内会菊名北町町内会表谷町内会錦が丘町内会大倉山喜久和会の各会長や港北区の地区担当者、港北消防団や小学校担当医も来校。

建て替えに伴い「避難者がどこに集まりどの様に区分けするか」といった、いつ来るかわからない災害の発生に備えた訓練についての方法や、建て替え時も存在する「情報拠点」についての導入方法、自宅避難できない人と一時避難する人との分けての運営の仕組みなどを確認し、拠点を開設する際や災害時における協定締結医院の被災状況や稼働状況の情報を共有できる仕組みについても披露したとのことです。

防災動画上映による学びも

防災動画上映による学びも

港北区災害ボランティア連絡会宇田川規夫さん防災クイズを作っていただき防災への関心度も高めていただきました。ぜひ、校舎建て替え時の防災拠点の運営についての情報は、各自治会・町内会の防災担当者に確認いただければ」と、菊名北町町内会長の長井貞道さん

約5年かけての現在の校舎解体と、2028年の供用の開始を目指すという「新校舎」の建設を並行して進めるというプランとなっていることもあり、中長期的な「防災対策」と、その時々の状況に合わせた対応策、また「離れていても」状況を確認できるインターネットなどの情報ツールの活用も、今後様々なシーンでの導入の加速が望まれることになりそうです。

地域の掲示板やホームページなどでの「告知」も行ってきた

地域の掲示板やホームページなどでの「告知」も行ってきた

【関連記事】

菊名小学校の「校舎」建替え計画がまとまる、市教委が意見を募集(2022年2月4日)

【参考リンク】

菊名小学校地域拠点防災訓練の開催(菊名北町町内会)

横浜市立菊名小学校のサイト ※校舎建て替えについての詳細情報も