港北インター付近で3年超にわたって建設が続いていた一連の大型物流倉庫はすべて完成となります。
大和ハウス工業は都筑区川向町の旧農地「南耕地地区」で2020年7月から開発を進めていた大型物流倉庫「DPL新横浜」について、先月(2023年)9月29日に全3棟が完成したと発表しました。
DPL新横浜は、東京ドーム2個分超におよぶ約9万8000平方メートルの敷地に計3棟の物流倉庫を建設する大和ハウス工業によるプロジェクトで、まず2022年4月に「DPL新横浜Ⅰ」(6階建て)が稼働。
同年12月には「Ⅱ」(5階建て)が完成して使用をスタートし、もっとも池辺町寄りに位置する「Ⅲ」(6階建て)が9月29日に竣工し、10月1日から入居が可能となったものです。
これらの物流倉庫内にはラウンジやカフェテリア、会議室、保育施設などを設けて設備や内装をオフィスに近い環境としているほか、外観も下層から上層にかけて明るくなるグラデーションを全棟で採用するなど一体感のある建物としているのが特徴。
すでにDPL新横浜内では、セブン&アイ・ホールディングスが「イトーヨーカドーネットスーパー新横浜センター」を開設しているほか、通信販売大手のアマゾンジャパンは同倉庫内を所在地とする「横浜都筑DS(デリバリーステーション)」で求人を行っています。
もともと南耕地地区は、東京ドーム約4.3個分という規模の広大な農業地帯でしたが、首都高速道路「横浜北線・横浜北西線」の出入口開業を機に交通の利便性が高まることから、工業・商業地への転換が図られていました。
一連の土地転換において中心的な存在であるDPL新横浜の完成により、南耕地でのまちづくりは新たな段階に入ったといえそうです。
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【参考リンク】
・首都高「横浜港北出入口」、第三京浜「港北インターチェンジ」に至近の物流タウン「DPL新横浜プロジェクト」完成(大和ハウス工業株式会社、2023年10月5日)