関東大震災から100年。いざ、大規模災害が発生した時に、どのように対処すべきかを“地域ぐるみ”で学びます。
来月(2023年)9月1日(金) 13時から16時15分まで (受付開始12時30分)、環状2号線沿いの奈良建設株式会社(新横浜1)で、防災イベント「関東大震災から100年~過去の災害で得た教訓と課題」が開かれます。
奈良建設のグループ会社で、防災・防犯用品、災害用トイレなどを扱う新横浜企業の株式会社セットアップ横浜(新横浜1)が主催し、行われる今回のイベントは、新型コロナウイルス感染症の影響で4年ぶり6回目の開催。
当日は、港北区総務課(大豆戸町)で危機管理・地域防災を担当する大工保喬係長が、台風や大雨の水害などの災害に対し、あらかじめ時系列で整理した自分自身の避難行動計画を準備しておく「マイ・タイムライン」について説明を行います。
続いて、海上自衛隊 八戸航空基地での東日本大震災支援活動から、災害時に命を守る「応災力」を提唱する元自衛官の荻原洋聡さんが、震災直後の被害に慌(あわ)てず、被害を最小限に抑えることを目的とした「防災・応災・減災セミナー」と称した講演を行う予定です。
さらに、セットアップ横浜が取り扱う、備蓄用災害時マンホールトイレや、組立小便器といった「災害用トイレ」など、災害時に役立つという展示商品の見学タイムや、NPO法人日本トイレ研究所(東京都港区)の加藤篤代表理事による「時間経過に応じたトイレ対策とトイレ事情」についての最新の情報も展開する予定です。
今回のイベントを企画したセットアップ横浜営業部の山田紀雄さんは、「当イベントも6回目の開催となり、災害時トイレについての情報も、だいぶ地域で浸透してきたように思います」と、地域での災害時の備えの一つに「トイレ事情」が加わってきていることに日々の活動の手応えを感じているといいます。
「関東大震災100年を機に、さらに多くの皆様に災害時に備えてもらえれば。会場横に、災害用トイレや防災用品の体験コーナーを設置します。災害時に役立つ製品をご覧いただき、体験することで、いざという際の対策強化に役立ててもらえれば。多くのご来場、お申し込みをお待ちしています」と、当日の多くの参加を呼び掛けています。
なお、当日の参加は無料、定員は60人(先着順)。電話(045-475-6007)またはFAX(045-475-6015)での事前申込(グループの場合は代表者からの申込)が必要とのことです。
【関連記事】
・【過去開催時】避難所にまずあるべきは「快適トイレ」、新横浜企業が主催し災害時の対策強化を訴え(2017年9月5日)
【参考リンク】
・会場(奈良建設株式会社)へのアクセス(株式会社セットアップ横浜)
・防災イベント「関東大震災から100 年~過去の災害で得た教訓と課題」の案内(主催者提供、PDFファイル)※申込FAX用紙(2枚目・先着順)