今年(2023年)の秋以降、東海道新幹線の車内で弁当や飲み物を買うことはできなくなります。
JR東海は東海道新幹線の「のぞみ」号と「ひかり」号で行っている車内販売を10月31日(火)で終了すると発表しました。
駅の周辺にある店舗で品揃えが充実し、車内へ飲食物を持ち込むことが増えたことなどが理由だといい、静かな車内環境を求める声や将来の労働力不足にも対応したとのことです。
すでに短距離利用の多い「こだま」号では10年以上前の2012(平成24)年3月に車内販売を取り止めており、11月からは東海道新幹線の全列車で車内販売が行われないことになります。
なお、グリーン車の利用者向けには、各座席に設置されたQRコードをスマートフォンなどで読み取り、食事や飲み物を注文できる「東海道新幹線モバイルオーダーサービス」を導入するとのこと。
また、のぞみの停車駅ではホーム上にドリップコーヒーやアイスクリームなどの自動販売機を11月までに設置していく計画としています。
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【参考リンク】
・JR東海「東海道新幹線・車内販売のご案内」(「のぞみ」と「ひかり」全列車で実施中)
・ジェイアール東海パッセンジャーズの「車内販売」における取り扱い商品紹介(駅弁や飲料など)
・JR東海「東海道新幹線の新しい車内サービスの展開について」(PDF、車内ワゴン販売の終了など、2023年8月8日)