JR東海は来週(2020年)5月11日(月)から東海道新幹線「のぞみ」号の本数を大幅に減らし、当面の間は1時間に3本程度の運転とすることを決めました。一方「ひかり」号と「こだま」号の定期列車は削減を行わないとのことです。
「のぞみ」号の定期列車は平日164本、土曜日158本、日祝日152本が設定されていますが、これを5月11日以降は全日101本にまで減らすもので、山陽新幹線への直通列車も削減されています。2019年度には1日平均で230本の「のぞみ」号が運転されていたといい、大幅に減便される形となります。
一方、1時間あたり2本の「ひかり」号と、1時間あたり2~3本の「こだま」号の定期列車の削減は行われません。
なお、新横浜駅では、始発列車となる6時発「ひかり533号」(広島行)や、6時11分発「のぞみ79号」(博多行)をはじめ、新大阪への最終列車となる21時42分発「のぞみ265号」(新大阪行)、名古屋への最終列車となる22時21分発「ひかり669号」(名古屋行)、静岡への最終列車となる22時30分発「こだま813号」(静岡行)、三島への最終列車となる23時7分発「こだま815号」(三島行)などの始発や最終列車の時刻に変更はありません。
JR東海では先月4月24日(日)以降は東海道新幹線の臨時列車の運転を取り止めていましたが、ゴールデンウイークの5連休を含めた5月6日(水・祝)までの利用者は前年と比べ94%減となっており、新型コロナウイルスの感染拡大防止にともなう自粛要請の影響で利用が見込めない状態です。
【関連記事】
・新型コロナで乗客減、3/19(木)から臨時「のぞみ」号は一部を運休へ(2020年3月18日)
・3/14(土)にダイヤ改正、新横浜発「のぞみ」は最大12本、所要時間も短縮(2020年3月12日、新型コロナウイルスの影響がなければ大幅増便を行う予定だった)
【参考リンク】
・新型コロナウイルスの影響による運転計画の見直しについて[5月7日14:00時点](JR東海)
・東海道新幹線 今後の運転計画について(5月11日以降)(PDF、削減後の時刻表も収録)