新横浜線の開業後は埼玉県から港北区内を目的地とした検索数が1.5倍に伸びていたといいます。
株式会社ナビタイムジャパン(東京都港区)は自社で運営する「NAVITIME(ナビタイム)」などの検索サービスで、「相鉄・東急新横浜線」が開業した今年(2023年)3月18日の前後約2週間を対象とした検索数の変化を調べ、このほど公表しました。
これによると、開業前(3月1日~17日)と開業後(3月18日~31日)を比較すると、埼玉県から港北区内にある新横浜駅などのスポットを目的地とした検索数が1.5倍に増加していたといいます。
特に「埼玉高速鉄道」の沿線である川口市と、「東武東上線」の沿線となる川越市からの検索数が増えており、開業前の平均検索数と比較して新横浜駅の検索数が川口市は9.80倍、川越市は9.42倍に増加。
同調査では「新幹線の乗車駅として品川駅よりも新横浜駅を利用した可能性が高いと考えられます」と分析しています。
もともと、川口市内に鳩ヶ谷など6駅を置く埼玉高速鉄道は東急目黒線、川越市内を通る東武東上線は東急東横線・みなとみらい線と相互直通運転を行っており、港北区内の各駅も直通できる環境にありました。
東海道新幹線への乗換駅である新横浜が加わったことで、今後はさらに身近な存在となっていくことになりそうです。
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【参考リンク】
・新線開業による地域活性、「相鉄新横浜線・東急新横浜線」開業にともなう目的地検索の変動について(株式会社ナビタイムジャパン、2023年4月26日)