意外とも言える鉄道沿線で新横浜への直通を熱くアピールしています。
東武鉄道は今月（2023年）3月18日（土）に実施するダイヤ改正案内の特設ページを公開し、相鉄・東急新横浜線へ相互直通運転を行う「東武東上（とうじょう）線」では、東海道新幹線に乗り換え可能な新横浜駅へ直通できるメリットを強く打ち出しました。
3月18日（土）に東武東上線で行われるダイヤ改正の特設ページ
東武東上線は東京都内の池袋駅から埼玉県の川越市を経由して北西部の寄居町駅を結ぶ路線で、途中の和光市駅（埼玉県）から東京メトロ副都心線を通じ、東急東横線やみなとみらい線へも乗り入れています。
3月18日（土）以降の東武東上線の路線図、新横浜線や相鉄線が加わった（東武鉄道公式サイト内より）
新横浜線の開業後は、東横線の日吉駅から相鉄・東急の新横浜駅を経て、相鉄いずみ野線の湘南台駅を中心に最長では本線の海老名駅へも直通運転する予定です。
日吉駅から新横浜線の「綱島トンネル」に入る東武東上線の車両を使った試運転車両（2月18日）
これまで、東武東上線の沿線から東海道新幹線へ乗るには、池袋駅でJR山手線や東京メトロ丸の内線へ乗り継いで東京駅からアクセスする形が一般的でしたが、新横浜線に乗り入れることで、新横浜駅からも乗車が可能となりました。
東海道新幹線の乗り換え駅である新横浜へ直通できることを強くアピール（東武東上線ダイヤ改正の特設ページより）
沿線の中心駅である朝霞台（あさかだい）駅（埼玉県朝霞市）から新横浜駅までは「最短約68分（1時間8分）」、川越駅からは「最短約80分（1時間20分）」と一定の時間を要するものの、東武鉄道では「乗り換えなしで東海道新幹線 新横浜駅へダイレクトアクセス」「関西方面へのおでかけが大変便利になります」とアピールしています。
東武東上線から新横浜駅へ直通する列車はそれほど多くはない（東武鉄道のニュースリリースより）
古くから“西武と関係の深い街”として知られる新横浜ですが、現時点で東横線とは相互直通運転する西武鉄道も新横浜線へは乗り入れる予定がありません。鉄道がつながったことを機に今後は東武鉄道とも交流が生まれていくのでしょうか。
【関連記事】
・＜東急新横浜駅＞目黒・渋谷方面へ「急行」中心のダイヤ、平日朝に多くの始発（2023年2月18日、土休日には東武東上線の小川町まで直通する列車も）
・【過去記事】＜相鉄・東急直通線＞新横浜から都心直結、メトロや都営三田線へ乗り入れ（2022年1月28日、西武が乗り入れしない理由についても）
【参考リンク】
・東武鉄道「2023.3.18東上線ダイヤ改正」の特設ページ（新横浜への直通をアピール）
・東武鉄道の公式サイト（沿線情報など）
