未開発の駅前と狭あいな道路が残る篠原口を今後どうしていくか、横浜市が新たな“まちづくり案”を示しました。
横浜市都市整備局は今月(2023年)2月1日、「新横浜駅篠原口のまちづくり計画(案)」を公表するとともに、この案に対する市民意見を3月末まで募集しています。
市が示した今回のまちづくり計画案は、(1)篠原口周辺の3つの道路環境を改善、(2)篠原口駅前の市街地再開発――の2つを実施するとの内容です。
篠原口へのアクセス道路と駅前整備
道路環境の改善では、岸根公園駅前の横浜上麻生線から篠原口駅前へ通じる「新横浜篠原線」を現在の道路(菊名146号線など)に極力沿った形で線形と幅員を変更し、「快適な駅アクセスを目指す」とします。
また、篠原口駅前から菊名方面へ抜ける大豆戸町の「市道菊名70号線」(篠原郵便局前、交互通行区間)と、新横浜1丁目方面へ向かう新幹線高架下の「市道菊名245号線」(ファミリーマート新横浜駅西店前)をそれぞれ車が相互に通行できるよう拡幅する方針です。
駅前の市街地再開発では、篠原町内の3.5ヘクタール(3万5000平方メートル)を対象に地権者らによる「再開発準備組合」が中心となって駅前広場や駐輪場、高層の「業務商業ビル」などを整備。高層と中低層の「集合住宅棟」を含めて、「まちの顔となる駅前空間を形成します」としています。
市都市整備局では、このまちづくり計画案に対する市民意見を踏まえ、正式な計画として策定した後に都市計画決定を行いたい考え。
また、新たなまちづくり計画を策定した後には、篠原口の37ヘクタール(37万平方メートル=東京ドーム約8個分)を対象とした新横浜駅南部地区の「土地区画整理事業」など従来のまちづくり計画は廃止する方針です。
市民意見は、都市整備局の都心再生課(新横浜担当)でメール(tb-shinyokoiken@city.yokohama.jp)やファクス(045-664-3551)で3月31日まで受付中です。
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【参考リンク】
・新横浜駅篠原口のまちづくり計画(案)(横浜市都市整備局、2023年2月1日公開)
・新横浜駅南口市街地再開発準備組合の公式サイト(篠原口のまちづくりについて)