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【レポート】つながる、つなげる新横浜”を象徴するような3年ぶりの一大イベントとなりました。

2019年以来となる大型地域イベント「新横浜パフォーマンス」(新横浜町内会主催、田原雅浩実行委員長)が今月(2022年)11月12日(土)と13日(日)に日産スタジアムで開かれ、ダンスやチアなどのパフォーマンス披露スポーツ関連のエンターテインメントに加え、今回は来年3月に開業する「相鉄・東急直通線(新横浜線)」への期待が大きく盛り込まれた内容となりました。

今回は2日間で20万人以上が会場を訪れたとみられる(11月12日)

12日午前のオープニングセレモニーでは、新横浜にある主要施設・組織などの関係者が一同に揃い、横浜市からは山中竹春市長が初めて来場。

初めて「新横浜パフォーマンス」を訪れた山中市長、好天を喜んでいた

山中市長は「いよいよ来年3月には悲願ともいえる『相鉄・東急直通線』の運転が始まる。この機会を果敢にとらえて横浜市全体と新横浜のさらなる発展に結びつけていきたい」とあいさつ。

そのうえで、「今回の開催に至るまでは多くのご苦労があったと思うが、今日は良い天気でまさに祭り日和。皆さん、楽しみましょう」と会場に呼びかけました。

また、相鉄(相模鉄道)から羽沢横浜国大駅丸山雄二駅長、東急電鉄からは日吉駅金子進駅長が登壇し、両社が連携して新横浜を盛り上げていきたいと話し、会場にも両社共同のブースを設けています。

感謝の気持ちを伝える新横浜町内会の金子会長

主催者である新横浜町内会金子清隆会長は今回のイベントについて、「5カ月間という準備期間でしたが、多数の若い人たちが実行委員になり、新たな企画を練ってくれた。そして、多くの方々の協力のよって3年ぶりに開催できることになり、感謝、感謝です」と実感の込もったあいさつ。

「夢を一緒に成し遂げる仲間がいるこの街を好きになった。この街をもっともっと好きになってほしい」と話し、3体のキャラクターとともに開会を宣言したた田原実行委員長

壇上には新横浜町内会のキャラクター「かもねくん」とともに、相鉄の「そうにゃん」東急電鉄の「のるるん」が登場し、田原実行委員長が「2年間の中止という苦難を乗り越え、人と人がつながる世界へ、そして未来へ思いをつなげることをテーマに新横浜パフォーマンス2022を開催します」と宣言し、2日間の祭典が始まりました。

イベントを通じて人と人人と地域のつながりを再確認するとともに、鉄道が新たにつながる街の未来を示した2日間。主催者などが集計中の段階ではあるものの20万人以上が来場したとみられます。

イベントの様子を以下に写真でご紹介します。


11月12日(土)の様子

オープニングセレモニーでは、イベントを長年共催してきた「横浜F・マリノス」の3年ぶりのリーグ優勝が報告され、就任4年で二度の優勝を果たした黒澤良二社長(11月末で退任予定)を壇上で紹介

新横浜パフォーマンスには欠かせない篠原中学校の吹奏楽部が演奏を披露し、東ステージの2日間がスタート

そしてこちらも新横浜パフォーマンスには必須の「かもねシスターズ」が久しぶりにパフォーマンスを見せた

東ステージでは9団体(ユニット)による「Shinyoko DANCE Carnival(シンヨコ・ダンスカーニバル)」を開始

広場への出入口となる東ゲート橋では岸根囃子(はやし)連が伝統芸能を披露

好天もあって午前中から続々と人が訪れた

相鉄と東急の共同ブースは注目の的に

東ゲート広場には、横浜市と友好交流を続ける「群馬県昭和村」や「山梨県道志村」、2027年開催の「横浜国際園芸博覧会」のブースなども

こちらは毎回人気の港北警察署と港北消防署・消防団のブース、パトカーや消防車への乗車などは子どもの列が絶えなかった

会場内で出た「ごみ」は資源とごみの7種類に完全分別、子どもたちを中心に地域団体が協力して「ECOステーション」を運営

子どもに人気の「ロードトレイン」は今回も運行

こちらは小机駅側の西ゲート前広場、地元企業などの飲食ゾーンも活況

西ステージでは若手実力派アーティストによる「SHINYOKO ARTS STAGE(シンヨコ・アーツステージ)」の公演を実施

東ゲート広場では、三菱UFJ銀行・新横浜支店(新横浜3)が「横浜GRITS(グリッツ)」(アイスホッケー「アジアリーグ」)と「横浜キヤノンイーグルス」(ラグビー「リーグワン」)を招いてのスポーツ体験会を開催。グリッツは選手がほぼ総出で2日間にわたってアイスホッケーの楽しさを伝え、時には同銀行新横浜支店の中山高志支店長が自らブースに立ち、子どもに教えている姿も見られた

こちら横浜キヤノンイーグルスのラグビー体験コーナーも盛況。3人の現役選手も参加し、子どもたちにボールの扱い方やパスの方法などを教えていた

今年のJ1リーグの覇者「横浜F・マリノス」の選手パネル前で、横浜グリッツのキャラクター「グルーガ」が横浜キヤノンイーグルスの選手と記念撮影するという新横浜パフォーマンスでしか見られない光景も

“海賊”であるジャックマジシャンの“指名手配書”が会場のいたるところに貼られ(写真左上)、本人もたびたび出没。その姿を見つけると子どもたちが「海賊だー」と言って取り囲んでいた

午後は「SHINYOKO STREET DANCE FES.(シンヨコストリートダンスフェス)」のコンテストが夕方まで開かれ、初日は終了


11月13日(日)の様子

2日目の東ステージでは生まれも育ちも横浜の地元芸人「横浜ヨコハマ」の2人が軽快なトークに加え、ボケとツッコミでステージを盛り上げた

東ステージのトップバッターとして「岸根囃子連」が9時30分から登場

2日間のファイナルとなるMay J.(メイ・ジェイ)さんのライブ指定席券(無料)を求め、10時の配布時には250人以上が列を成した

チアリーディング6チームが揃った午前中の「BIG SMILE CHEER! Special Stage!!(ビッグスマイルチア・スペシャルステージ)」は盛り上がっていた

午前中は青空こそ見られたが、時おり強風にあおられる天候で、飲食店ブースの幕が吹き飛ばされるなど風に苦労させられた1日

こちらは西ステージ、午前中から「FREESTYLE DANCE BATTLE(フリースタイル・ダンスバトル)」の予選を開始、午後は東ステージで決勝戦を実施

西ゲート前広場はステージの両側に地元企業などの飲食販売ブースが並ぶ

今年から始まった「シンヨコハマ・ハンドメイド ビレッジ」は西ゲートで開催

いつもはスタンドへ向かう通路に手作り品など30店超のブースが並んだ

“オープンスタジアム”として日産スタジアムのスタンド内も見学が可能

昼を過ぎると人出は多くなってくる一方、空の雲行きが怪しくなってきた

午後の東ステージでは相鉄・東急・新横浜のキャラクターが一同に揃う「フレンドシップステージ」を開催

東ステージの「サムライ・ロック・オーケストラ アクロバットパフォーマンス」では、人の頭の上で“縄跳び”のように輪のなかを飛ぶなど、普通の人が真似できないような“危険な技”を強風のなかで連発して観客を驚かせていた

2日間にわたって日産スタジアムにたびたび出没していた“海賊”のジャックマジシャン、ステージでは難解なマジックを披露

「一時雨」という天気予報が当たってしまい、陽が落ちたころから弱い雨が降ってきて傘をさす人の姿も

田原実行委員長が番号札を引いた抽選会は小雨のなかで行われた

2日間のラストはMay J.(メイ・ジェイ)さんによるライブ、アニメ映画「アナと雪の女王」日本語版主題歌の「レット・イット・ゴー~ありのままで」などアンコールを含め7曲を熱唱。最後は横浜花博連絡協議会のテーマソングにもなっている「Flowers(フラワーズ)」で締めくくられ、港北区に拠点を置くチアリーディングチーム「RAINBOWS(レインボーズ)」もステージを盛り上げた

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<新横浜パフォーマンス2022>11月12日(土)・13日(日)に日産スタジアムで(2022年11月7日、2日間の見どころ紹介)

2022年秋は「新横浜パフォーマンス」復活、11月に日産スタジアムで(2022年9月8日、イベントの歴史など)

【参考リンク】

新横浜パフォーマンスの公式サイト(2022年は11月12日・13日に開催)