あの新横浜でのワールドカップの熱狂から、新型コロナ禍を経て「3年ぶり」に体験会が開かれます。
横浜市港北区役所は、来月(2022年)6月18日(土)13時から15時30分まで(12時30分受付開始)、新横浜公園内の「しんよこフットボールパーク」(小机町)で、「港北区&慶應 ラグビー・スポーツ体験会」を開催(参加費無料、荒天時中止)。
今週5月20日(金)から来月6月3日(金)までの期間、インターネット上の申し込みサイトから、港北区内在住または在学の小学生を対象に先着80人まで受付(定員に達し次第終了)する予定です。
2019年に日本で開催された「ラグビーワールドカップ(W杯)」の機運醸成を目的に、2017(平成29)年から慶應義塾大学ラグビーグラウンド(下田ラグビー場、下田町1)で企画・開催されてきた同イベント。
2019年のW杯開催時には、受付開始後すぐに満員になってしまったほどの人気を誇ったものの、2020年以降は、新型コロナウイルス感染症拡大の影響を受け開催中止に。
今回は、地域の子どもたちへのスポーツ振興や大学との連携も目的とし、新たに会場を「しんよこフットボールパーク」に移しておこなわれます。
体験会では、ラグビーボールを「初めて触る人」でも楽しめるようなプログラムとなっており、慶應義塾大学ラグビー部(蹴球部)の現役選手がパス、キック、タックルなどの基本をレクチャー。
スポーツ体験会として、50メートル走や立ち幅跳びのデータ測定などもおこなう予定です。
今回の企画をおこなう慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科(SDM研究科)特任助教で同ラグビー部ゼネラルマネージャー、慶應義塾高校ラグビー部監督の和田康二さんは、「学生にとってもコロナ禍の影響を大きく受けた2年間でした」と、久しぶりのイベントの“復活”を喜びます。
学生たちが“キャンパスライフを取り戻す”ことを学内外で呼び掛ける慶應義塾・伊藤公平塾長の言葉も大きな励みになっているといい、「屋外でのイベント、またスペースも充分に確保しやすい会場で、まずは身体を動かす楽しさも感じてもらえれば」と、港北区と公式にイベントを再開できる喜び、その楽しさを、保護者も含めた一人ひとりと分かち合いたいと意気込みます。
2019年に開校した小学生対象のスポーツ・ラグビー教室「慶應キッズパフォーマンスアカデミー」(下田ラグビー場)の講師陣も当日参加する予定とのことで、よりハイレベルな環境をゴールとするスポーツの極意や楽しさを学ぶ貴重な機会となりそうです。
【関連記事】
・10/14(祝)に下田町で「ラグビー・スポーツ体験会」、小学生80人を募集(横浜日吉新聞、2019年9月6日)※最後に開催された日吉での申込案内、11月17日(日)に延期し開催された
・元日本代表を招く人気の「親子ラグビー教室」、11/16(土)に新横浜で(2019年10月21日)※神奈川県と横浜市などが主催し「しんよこフットボールパーク」で開催
・ラグビーをブームで終わらせない、慶應生が小学生に楽しさ伝える出張授業(横浜日吉新聞、2019年11月6日)
・慶應ラグビー場で体と心の成長育む、キッズパフォーマンスアカデミーが新規開校(2019年5月14日)※開校時の記事
【参考リンク】
・港北区&慶應 ラグビー・スポーツ体験会(港北区地域振興課)※W杯の「機運醸成」から、より地域により根差したイベントとして区政推進課から担当が地域振興課に移管された