松阪牛にイタリア産の豚肉、多彩な調理法で味わう鶏肉など、東海道新幹線の新横浜駅で“肉系駅弁”の新商品ラインナップが充実しています。今月(2020年)9月3日に発売されたばかりの高級弁当「牛めし 松阪」(税込み1480円)を筆頭に、肉本来の旨さを生かした3種の駅弁が揃いました。
東海道新幹線の車内や駅構内で、駅弁を販売するジェイアール東海パッセンジャーズが今月9月3日から売り出した「牛めし 松阪」は、同社が新横浜・品川・東京の3駅で取り扱う駅弁のなかでは、もっとも高価格帯となる税込み1480円。
すき煮で仕立てた松阪牛を敷き詰めた“高級牛めし”で、松阪牛の旨味を堪能できるシンプルな一品。仕事を終えた後の新幹線車内で、プレミアムビールなどとともに味わいたくなるような駅弁です。
新横浜など東海道新幹線の首都圏3駅では、このところ肉系駅弁の新作が相次いでおり、「牛めし 松阪」の登場により、“牛・豚・鶏”のそれぞれを使った3駅独自のラインナップが揃うことになりました。
豚肉では、「ドン!!っと肉」(税込み1150円)というユニークな名の商品が登場。イタリア産の長期肥育豚「ドルチェポルコ」を使った生姜(しょうが)焼きをメインとした“豚肉駅弁”ですが、黒毛和牛と三元豚を使ったというハンバーグも入っていて、まさに肉づくしといった構成です。
鶏そぼろが印象的な「鶏三昧弁当」(税込み950円)は、鶏の天ぷら、つくね、照焼、棒々鶏(バンバンジー)と、揚げる、焼く、煮る、蒸すといったあらゆる調理法による鶏を味わえるのが特徴で、手ごろな価格感ながら食べ応えがあり、それでいて851キロカロリーと他の駅弁に比べて抑え気味となっています。
同社は「新横浜・品川・東京」の3駅を一つのエリアとみなして駅弁開発を行っているため、新横浜駅独自の駅弁というわけではありませんが、東海道新幹線に乗車する際の楽しみとして、一度味わってみてはいかがでしょうか。
なお、新横浜駅の駅弁は、JR横浜線改札内のコンコースを含め、すべて改札内の売店でのみ販売されており、通常は朝朝6時の始発前から21時まで営業しています。
東海道新幹線「新横浜駅」など首都圏3駅の独自駅弁(2020年9月6日現在)
- 【和】日本橋 幕之内(1,200円)
- 【肉】牛めし 松阪(1,480円)
- 【肉】ドン!!っと肉(1,150円)
- 【肉】鶏三昧弁当(950円)
- 【肉】チキン南蛮弁当(930円)
- 【中華】中華弁当 七つの御菜と二つの御飯(1000円)
- 【中華】焼売炒飯弁當(940円)
- 【ご当地】深川めし(1000円)
- 【ご当地】江戸甘からあげ弁当(900円)
(※)価格はすべて税込み。このほかの駅弁は名古屋や京都、新大阪など他の駅や車内販売と共通商品
(※)上記、ジェイアール東海パッセンジャーズ商品以外にも、新横浜駅では「シウマイ弁当」(860円、崎陽軒)なども販売されています
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【参考リンク】
・東京・品川・新横浜駅での販売駅弁サンドイッチ(ジェイアール東海パッセンジャーズ)
・東海道新幹線・新横浜駅での駅弁販売場所(ジェイアール東海パッセンジャーズ)