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法人サポーター会員による提供記事です】地域の誰もが立ち寄ることが出来、寛ぐことができる空間に――大倉山4丁目の住宅街にひっそりと佇(たたず)む「コミュニティ・カフェ」があるのをご存知でしょうか。

大倉山駅から徒歩約12分の大倉山4丁目に昨年(2018年)9月に移転・再オープンした「大倉山ミエル」。運営するNPO法人街カフェ大倉山ミエルの代表理事・鈴木智香子さんは、“地域の居場所”としての同カフェを活用してもらいたいと熱く語る

大倉山駅から徒歩約12分の大倉山4丁目に昨年(2018年)9月に移転・再オープンした「大倉山ミエル」。運営するNPO法人街カフェ大倉山ミエルの代表理事・鈴木智香子さんは、“地域の居場所”としての同カフェを活用してもらいたいと熱く語る

2010年6月に、大倉山在住の社会起業家で、NPO法人街カフェ大倉山ミエル代表理事鈴木智香子さんが立ち上げた「街カフェ大倉山ミエル」がその施設。

「地域交流カフェ」の先駆けとして、地元・大倉山産の蜂蜜(はちみつ)を売るアンテナショップとして当初はエルム通り沿い(大倉山2)に誕生、その後、大豆戸町、大倉山7丁目を経て、昨年(2018年)9月18日から現在地に移転オープンしています。

大倉山駅から徒歩約12分、マンション・グランチェルト大倉山(大倉山5)の向かい、一軒家貸し画廊「ぎゃるりーげん」として使用していた建物スペースで新たに誕生した大倉山ミエルは、“地域の誰もが”参加できる交流スペースとして全国各地にその設置が広がっているという「コミュニティ・カフェ」として運営されています。

一般利用での開店日・時間は、火曜日から金曜日の10時から15時(月曜日は13時すぎから15時まで)と、日中に限定されていますが、地域に関するイベント企画も行われるなど、まさに「地域の人々の居場所」としての役割を果たしている大倉山ミエル。

建物スペースは、一軒家貸し画廊「ぎゃるりーげん」として使用していたを場所。“地域の誰もが”参加できる交流スペースとして全国各地にその設置が広がっているという「コミュニティ・カフェ」として運営されている

建物スペースは、一軒家貸し画廊「ぎゃるりーげん」として使用していたを場所。“地域の誰もが”参加できる交流スペースとして全国各地にその設置が広がっているという「コミュニティ・カフェ」として運営されている

港北区内でも他に先駆け、認知症の人やその家族が、地域の人や専門家と相互に情報を共有しお互いを理解し合う「認知症カフェ」を、大豆戸地域ケアプラザ(大豆戸町)の事業として行うなど、同カフェは、超少子高齢化社会向けての地域コミュニティづくりにも貢献しています。

「ぜひ、地域の皆さんにとってより気軽に立ち寄ってもらえる場所になったら」と、鈴木さん、スタッフ、そして地域住民らが日々創意工夫を凝らし運営するカフェの魅力とは。

どのように「コミュニティ・カフェ」としての大倉山ミエルを利用できるのか。鈴木さんに、誰でも“地域に密着”できる居場所としての「同カフェの使い方」について、詳しく話を聞きました。

◆大倉山ミエルの使い方(1)普通のカフェとして気軽に立ち寄れる◆

カフェ名の由来となった「大倉山産のはちみつ」も販売している(「ミエル」はフランス語で蜂蜜を意味)

カフェ名の由来となった「大倉山産のはちみつ」も販売している(「ミエル」はフランス語で蜂蜜を意味)

まずは「普通のカフェ」としての使い方。「現在、8人のスタッフがローテーションでボランティア勤務しています。営業時間内であれば、どなたでも立ち寄っていただき、お茶や軽食(トースト)を楽しむことが可能です」と鈴木さん。

ドリンクは、いずれもホットとアイスのコーヒー紅茶オーガニックルイボスティー(各300円・価格はいずれも税込)や甘酒(250円)を用意しています。

「大倉山ミエル」の名称の由来となった大倉山産のはちみつ(「ミエル」はフランス語で蜂蜜を意味)を紅茶やルイボスティーに添えてくれるのが特徴で、「はちみつは、大倉山で採取されたもの。450グラム入りで2000円の価格で販売しています」と、店名由来の名産品も味わい、また購入できるというサービスを実施しています。

ゆったりとした雰囲気の中、大倉山のはちみつを好みで入れることもできる紅茶やハーブティー、トーストや自家製ケーキなども楽しめる

ゆったりとした雰囲気の中、大倉山のはちみつを好みで入れることもできる紅茶やハーブティー、トーストや自家製ケーキなども楽しめる

フードメニューは、バタートースト(200円)、しらすチーズトースト(300円)、そぼろチーズトースト(300円)やコーンブレッド(220円)、穀物に甘味を加えた焼き菓子「グラノーラ」を使用したぐらのーらセット(ヨーグルト:300円、甘酒:330円)、そのほかケーキ焼き菓子なども用意しています。

一人でぶらり訪れる人や、親子連れの来訪も歓迎しており、「お茶を飲み、また軽食で“ほっこり”と、寛ぎの時間を過ごしてもらえたら」と、鈴木さんやスタッフは、初めての“ぶらり”立ち寄り利用を歓迎しています。

◆大倉山ミエルの使い方(2)地域情報を収集、イベントで交流も◆

NPO法人としての街カフェ 大倉山ミエルの“運営ミッション”は、第一目標である「コミニティ・カフェの運営」のほかに、「地域の情報発信」そして「活動をつなぐ活動」を目的とし実施するもの。

カフェ内には地域情報が盛りだくさん。イベント開催情報やコミュニティへの参加について鈴木さんにアドバイスをもらえることも

カフェ内には地域情報が盛りだくさん。イベント開催情報やコミュニティへの参加について鈴木さんにアドバイスをもらえることも

「地域の誰もが立ち寄っていただく、家庭でも職場でもない“第3の居場所”としての機能として、地域情報を収集できる場」として、近隣の地域活動を行う人々によるイベント案内などを自由に手に取ることができるスペースを設置しています。

“誰もが参加できる”イベントも開催しており、「昨年9月29日には、移転オープンを記念した“秋まつり”で、有機野菜や飲食物の販売、子ども縁日、ワークショップなどを行いました。先月12月1日には、絵本を積んだブックカー・つづきブックカフェ号を招いてのイベントで、多く親子連れも訪れてくれたんですよ」と鈴木さん。

今年(2019年)には、地元・大倉山を拠点とし活動しているハッピーマザーミュージック(大倉山3)による、親子で楽しめるコンサートも新たに企画予定とのことで、「なかなか一般のカフェを利用しにくい、0歳児のママや、地域コミュニティを探している妊婦さんたちにも気軽に立ち寄ってもらえたら」と、鈴木さんは、未来の利用者に向けての想いを熱く語ります。

◆大倉山ミエルの使い方(3)地域の多世代利用で福祉にも貢献◆

地域への社会福祉に関連した事業での貢献も“実践”しています。毎週月曜日の午前10時から13時は、65歳以上を対象とした「シニアの時間・おでかけミエル」を地域のサロンとして開催しています。

シニアにとっても居心地の良いカフェ空間を目指している

シニアにとっても居心地の良いカフェ空間を目指している

横浜市健康福祉局から、「介護予防・生活支援サービス補助事業」の認定を受け、横浜市通所型支援事業としての「介護予防に資するプログラム」を実施。

5人以上の要介護支援者が参加しているイベントとなっており、“常連客”が多く来訪しているとのことで、「ボランティアも参加してくれて、話し相手となってくれたり、スマホ講座を開催したりもしています」と、お茶とランチで500円で過ごすことができる“介護予防”のための時間を提供しています。

また、毎月第3火曜日には、港北区に子ども食堂を作る会(宇田川規夫代表)が主催する「みんなの食堂」を開催。17時30分~19時30分までの開催ですが、「最近(2018年12月18日の開催時)も、これまでで最多の60食を用意しましたが、未就学児からシニアまでが集い、全てなくなってしまいました。」と鈴木さん。

「港北区に子ども食堂を作る会」が主催する「大倉山みんなの食堂」は、子どもだけでなく、世代を越えた地域の人が参加することができる

「港北区に子ども食堂を作る会」が主催する「大倉山みんなの食堂」は、子どもだけでなく、世代を越えた地域の人が参加することができる

現在地に同カフェでは今年10月の移転後から開催されているもので、参加費は大人500円子ども(高校生以下)100円と、「お腹いっぱいご飯を食べたい、一人で食べるのは楽しくない、という方の参加も歓迎しています。食材や運営資金は多く寄付で成り立っています」と、お米や近隣の農家直売の野菜などを寄付されることが多いことにも心から感謝しているとのこと。

また、港北区内の初の開催といわれる「認知症カフェ」は、2016年6月から開催。認知症の方や家族(介護者)が参加できる時間(参加費:200円:コーヒー代含む)となっており、毎月第2水曜日の14時から16時まで開催しています。

「最近では、1回の開催あたり7、8人が集まり、認知症を理解する時間を持っています。和気あいあいとした語らいの中にも、安心感やぬくもりを感じられる時間を過ごしてもらえるように努めています」と、同カフェらしい運営を行うことでの“社会貢献”を実践していきたいとのこと。

◆大倉山ミエルの“これから”~多世代・異世代交流スペースとして◆

穀物に甘味を加えた焼き菓子「グラノーラ」。甘さ控えめ、身体に優しい素材を使用しているという

穀物に甘味を加えた焼き菓子「グラノーラ」。甘さ控えめ、身体に優しい素材を使用しているという

そのほかにも、「カフェ」としての事業として、パーティーイベントなどでの仕出し弁当(1食500円、10食以上)やオードブル料理(主食やおかず、10~15人で2万円~)のケータリングカフェスペースの貸し出し(会場レンタル)なども行っています。

鈴木さんは、これからの地域まちづくりの在り方として、「エリアで地域をマネジメントしていくこともとても大切だと思っているんです。最近では、任意のメンバーでのエリアマネジメント勉強会も開催しているんですよ」と、地域社会の「これから」について想いを馳せるシーンが多いといいます。

ピアノもあることから、ミニ・コンサートも開催できる。「お弁当やオードブルのケータリング、レンタルスペースとしての利用もご相談ください」と鈴木さん

ピアノもあることから、ミニ・コンサートも開催できる。「お弁当やオードブルのケータリング、レンタルスペースとしての利用もご相談ください」と鈴木さん

「住みたい街」「住みたくなる街」についての地域間競争がこれからますます激しくなると鈴木さんは予測しています。

自らが愛し、住まう大倉山の街にとっても、「誰もが住みたいと感じ、実際に住みやすい、生活しやすい街であることがより大切になると思います。その一心で、日々、“居場所づくり”に奔走していますが、地域の皆さんを、お一人でも多くこの場所でつなぐことができたら」と、街の未来にとって、最も大切であろう「多世代・異世代交流」の場を、自らが作り出すことを実践している鈴木さん。

大倉山ミエルは、これからも、多世代・異世代の人々にとっての“ほっとできる居場所”として、また地域の人々を多くつなぐ場所として、より輝き、また賑わいを持てる場所としての存在感を高めていくはずです。

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街づくり仕掛け人・鈴木智香子さんが描く地域の未来、大倉山で独自メディアも(2018年7月18日)

【参考リンク】

街カフェ 大倉山ミエルの公式サイト

法人サポーター会員:NPO法人 街カフェ大倉山ミエル 提供)

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