横浜市は日産スタジアムに近い新横浜1~3丁目の全域をはじめ、小机と北新横浜の駅付近に設置されている公共案内板(案内サイン)を活用し、「横浜市広告付案内サイン・公衆無線LAN整備事業」を今年(2019年)9月のラグビーワールドカップ(W杯)開催までに整備することを発表しました。
これは、周辺地図や主要目的地への方向などを示した街の案内サインをリニューアルし、その際に無料で使える公衆無線LAN(Wi-Fi)設備の整備を行うもので、整備や運営の経費は事業者が負担し、一方で案内サインを使った広告事業を認めるという内容です。
この事業者として、フランス系企業で日本では三菱商事と共同で設立した屋外広告会社のエムシードゥコー株式会社(千代田区神田錦町)を市が公募で選定。同社は2004年から市交通局の屋外広告付きバス停も整備しています。
今後、同社はみなとみらいなどの都心臨海部をはじめ、新横浜にある20カ所超と、小机駅や北新横浜駅の周辺にある1~2カ所の案内サインを活用して広告事業を行うほか、無料で使える公衆無線LANも同時に整備する計画です。一部には、USB式の充電機能も備えるといいます。
主に訪日外国人観光客を意識した取り組みですが、新横浜での勤務者や在住者にも重宝しそうです。
【関連記事】
・新横浜全域と小机・北新横浜駅で「無線LAN」整備、街の案内サイン活用し2019年までに(2017年8月1日、案内サインの設置場所など詳細も)
【参考リンク】
・公民連携により横浜市広告付案内サイン・公衆無線LAN整備事業を推進します!(2018年12月18日、横浜市都市整備局)