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現時点ではチケットが入手しづらくなっている来年(2019年)のラグビーワールドカップ(W杯)で、“超高級なVIPチケット”が一般販売されているのをご存知でしょうか。チケット抽選への応募を回避できる一方で、1人あたり15万円以上と高価です。果たして“一生に一度”として買ってみる価値はあるのでしょうか。

ラグビーワールドカップ2019の日本大会公式チケットサイト

来年9月20日(金)から11月2日(土)まで、日産スタジアム(横浜国際総合競技場)など日本各地で開かれるラグビーW杯。これまでに行われたチケットの抽選販売には、236の国と地域から450万枚以上の申し込みがあったといい、抽選で外れるケースも相次いでいます。

来年1月15日からは3日間にわたってチケット応募の“落選者”向けに先着販売が行われるというものの、希望する試合のチケットを確実に手に入れられるかどうかは運次第です。

ラグビーワールドカップ2019「ホスピタリティー」の公式サイト

そんななか、試合への“入場権”を手に入れられるのが「スポーツホスピタリティ」と呼ばれるプログラムで、日産スタジアムで行われる準決勝や決勝戦も含め、全7試合で設定されています。

これは、観戦前の飲食や参加者専用のトークショーといった“ホスピタリティ”と試合の入場券をセットにしたプログラム。試合前から試合後を含めて「特別感溢れる観戦スタイル」(販売会社)を提供するといい、今大会では英国企業とJTBの合弁企業であるSTH Japan株式会社が独占販売しています。

JTBによる「スポーツホスピタリティ」の案内(同社ページより)

プログラム参加者には、試合会場や周辺に飲食会場やラウンジが用意されたり、試合前と試合後にはラグビーを熟知したゲストによるトークショーが開催されたり、会場入場時には専用レーンが用意されたり、駅から会場への専用バスが用意されたりするなど、常に“VIP待遇”が受けられるのが特徴。欧州ではこうしたプログラムは一般的に設定されており、個人だけでなく、企業の接待などでも活用されているといいます。

日産スタジアムの試合における「スポーツホスピタリティ」プログラムの価格表、若干安い「ゴールド」は100名以上の団体のみ販売するという(JTBの案内ページより)

ただし、特別な“VIPプログラム”だけに価格はかなり高めで、公式サイトによると、日産スタジアムで行われる試合の場合、最低価格は1人あたり15万円から(9月22日のアイルランドvsスコットランド戦)で、10月13日の日本対スコットランド戦は1人20万円から。準決勝の試合は1人25万円からとなっています。

座席は「快適なカテゴリーAのシート」または「見晴らしの良いカテゴリーAの特等席」、あるいは「隅々までフィールドを見渡すことができるカテゴリーAの特等席」が用意されているとのことです。

なお、公式サイトでは、日産スタジアムで行われる試合の一部パッケージプログラムで売り切れ表示も見られました。

日本ではあまりなじみのない“VIP待遇プログラム”ですが、思い切って、高級なディナーショーや大相撲マス席のチケットを買うような気持ちで、この機会に体験してみるのも面白いかもしれません。

【関連記事】

<2019年ラグビーW杯>日産スタジアムで7戦、決勝・準決・日本戦など目立つ重要ゲーム(2017年11月3日)

【参考リンク】

ラグビーワールドカップ2019「ホスピタリティー」公式サイト

JTBによるスポーツホスピタリティ案内ページ