世界中からVIP観戦者が集まる施設となります。新横浜2丁目の「新横浜少年野球場(新横浜駅前公園少年野球場)」に建てられているラグビーワールドカップ(ラグビーW杯)関連の施設は、「スポーツホスピタリティ」と呼ばれる“VIP観戦プログラム”のなかでも、上位カテゴリー(ランク)用の施設となることがわかりました。
日産スタジアム(横浜国際総合競技場)の東ゲート橋からほど近い新横浜少年野球場で今月(2019年6月)4日から始まった工事は、アルミ合金造の1階建て仮設建物をグラウンド内に建設するもので、9月21日から11月2日までに行われる7試合の稼働期間と、その後の解体を含めて今年12月14日までを工事期間としています。
スポーツホスピタリティの販売を行っているSTH Japan(STHジャパン=東京都新宿区)によると、この施設は「ウェブエリス・パビリオン」と名づけられ、VIPプログラムのなかでも上位カテゴリーにあたる「ウェブエリス・パビリオン(Webb Ellis Pavilion)」というパッケージ購入者用のレストランやスイートルームとして、約1300人を収容できるものになるといいます。
スポーツホスピタリティは、試合の入場券だけでなく、観戦前の飲食や参加者専用イベントといった“ホスピタリティ”をセットにした「公式VIPプログラム」で、日産スタジアム開催試合での最低価格は1人15万円(税別)からで、カテゴリーや試合によって異なります。
今回の施設を利用できるパッケージ「ウェブエリス・パビリオン」のカテゴリーは、日産スタジアムでの試合開催時のみに設定されたもので、最低価格は1人18万円(税別)から。
ウェブエリス・パビリオンでは、多くの試合で20万円以上の価格に設定されていますが、「一般の入場チケットが入手困難となっていることもあって、毎日多数の問い合わせをいただいており、残席はわずかの状態」(STHジャパン)だといいます。
同パッケージでは、試合開始前の食事提供とともに、観戦前の雰囲気を盛り上げる専用イベントが開かれ、日産スタジアムからの近さを生かし、試合観戦後も「帰路の混雑を避けて、余韻を楽しんでいただくため」(同)として試合を振り返るトークショーなどが行われます。
このプログラムを企業などが接待に利用することも想定されており、10人以上の場合はプライベート・テーブル席が用意されるといいます。
1人20万円以上の出費を覚悟しなければならない高額なVIP観戦プログラムですが、地元民としては、わずか7試合のためだけに設けられる新横浜少年野球場の「VIP施設」を体感できる機会として、売り切れる前に購入を検討してみてもいいかもしれません。
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【参考リンク】
・ラグビーワールドカップ2019「スポーツホスピタリティ」の公式サイト(STH Japan)
・スポーツホスピタリティ「ウェブエリス・パビリオン(Webb Ellis Pavilion)」の案内(STH Japan)
・JTBによる「ラグビーワールドカップ2019日本大会 スポーツホスピタリティ」の案内(JTBでも一部購入可能)