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このほど新たに設定された「スポーツホスピタリティ」の新パッケージ「スポーツ」はカテゴリCのチケットとセットで1人15万円から(資料はJTB提供)

チケット入手が困難な状態にある日産スタジアム(横浜国際総合競技場)で7試合開催の「ラグビーワールドカップ(W杯)」で、高級なVIPプログラムの“廉価版”といえるパッケージが準決勝戦2試合と決勝戦に限って新たに設定されました。

これは、観戦前の飲食参加者専用のイベントといった“ホスピタリティ”試合の入場券をセットにした「スポーツホスピタリティ」と呼ばれるプログラムに設定されたもので、参加者には、試合会場や周辺に飲食会場やラウンジが用意されたり、専用レーンで入場できたりする特典が付いてきます。

これまで、準決勝と決勝で同プログラムに参加する場合は、最低価格が1人25万円に設定されていましたが、もっとも安価なパッケージ「スポーツ」を新設。今年(2019年)10月26日(土)の「準決勝1」と翌27日(日)の「準決勝2」、11月2日(土)の「決勝戦」の3試合を対象に販売を始めたものです。

「スポーツホスピタリティ」の「スポーツ」パッケージにおける内容(資料より)

英国企業と共同で同プログラムの販売を行っているJTBによると、「これまでのスポーツホスピタリティでは、上位カテゴリの『カテゴリA』のチケットが付属しているが、今回のパッケージでは『カテゴリC』のチケットになっている」(広報部)といいます。

また、公式案内サイトでは、「横浜国際総合競技場近くに用意されたサポーターズ体験エリアでは、試合開始前の興奮の渦の中、バラエティーに富んだ日本の屋台料理を堪能頂けます」などといい、「今回のために建設され、ラグビーワールドカップ 2019TMの公式ホスピタリティーを象徴するウェブ・エリス・パビリオンは、横浜国際総合競技場で行われる7試合の観戦者だけが利用できる施設で、真に一生に一度の体験を提供します」(同)と説明しています。

日産スタジアムの東ゲートに近い「新横浜駅前公園少年野球場(新横浜少年野球場)」は少年野球の開催や保育園児の散歩場所として活用されているが、スポーツホスピタリティのために約1300人収容可能な仮設施設が今年夏前から建てられる予定で、ここで飲食などのプログラムが提供されるとみられる

観戦チケットのランクを落とすことで、パッケージ価格を抑えたとみられ、準決勝は1試合で1人15万円決勝は22万5000円に設定。また、準決勝2試合と決勝の3試合がセットになった「決勝スーパーシリーズA」(49万9000円)や準決勝1試合と決勝戦のセット「決勝スーパーシリーズBまたはC」(35万7000円)、準決勝2試合をセットにした「準決勝パッケージ」(28万5000円)といった2~3試合セットも設けられました。

ラグビーW杯のチケットをめぐっては、先週19日(金)の昼にJTBがホテル1泊と一部試合のチケットをセットにした「観戦プラン」(4万6000円~4万8000円)をインターネットだけで急きょ売り出したところ、日産スタジアムの2試合分は10分も経たないうちに完売しています。

決勝戦と準決勝戦2試合が行われる日産スタジアム(横浜国際総合競技場)

チケットの残席は全体の30%と言われているなか、来月(5月)18日(土)の18時から始まる先着順の「第三次一般販売」に挑戦するか、それとも「一生に一度」として、十数万円を出して“スポーツホスピタリティ”に参加をするか、あるいはテレビ中継で観戦するか。このゴールデンウィーク中に検討してみるのもいいかもしれません。

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【参考リンク】

ラグビーワールドカップ2019「ホスピタリティー」公式サイト

ラグビーワールドカップ2019日本大会 スポーツホスピタリティ(JTB)