【コラム】今年(2019年)秋に日産スタジアム(横浜国際総合競技場)で7試合が行われる「ラグビーワールドカップ(W杯)」の3度目となるチケット先着販売。またも“入手合戦”に敗れました。
先週(2019年5月)18日(土)の18時から始まった一般先着順販売では、18時ちょうどにW杯のチケット販売サイトへログインした時点で、「購入ページ」へアクセスするまでの順番は8万642人待ち。もう一台のパソコンでは「19万人待ち」と表示されていました。
ラグビーW杯の一般向けのチケット販売は、昨年(2018年)3月から横浜市など開催都市の市民向けを対象とした先行抽選販売を開始。当初はチケット価格の高額さに驚き、日産スタジアムでは最低ランクとなる「カテゴリーD」(1枚7000円~10000円)の席ばかり申し込んでみたら、「イングランド対フランス」の1試合だけが当選。
でも、地元なのだから日産スタジアムの開幕戦となる9月21日(土)の「ニュージーランド対南アフリカ戦」や11月2日(土)の決勝戦などの試合も見ておきたい、との思いが次第に湧いていました。
その後に幾度かあった販売機会では、日産スタジアム開催分で1枚2万円とか3万円とか4万円のチケットの入手機会が訪れたものの、「高すぎるから次の機会に」と諦めていたのが悪かった。
今や日産スタジアムの開催試合では2~3万円は安価な“プラチナチケット”で、そんな価格帯で入手するのは困難です。1人15万円以上するVIPプログラム「スポーツホスピタリティ」を真剣に検討しなければ入場が難しい状況となりました。
新横浜に住む人のなかには、「一生に一度かも」とラグビーW杯のチケットだけで200万円以上を費やしたという声も聞くなかで、自分自身も金銭感覚が麻痺してきたのか、その後に発表された「東京2020オリンピック」のチケット価格帯を見て「なんて安いんだ」と思ったほど。
でも、港北区における少年野球の聖地であり、新横浜エリアの保育園児らにとっても大事な遊び場でもある「新横浜少年野球場」を占拠して設けられるという“VIPプログラム用スペース”へ入って食事をするために、1試合に15万円以上を費やすのも区民としては釈然としない……などと八つ当たり気味な理由を付けてはみたものの、結局はVIPプログラムに費やせるだけのお金はない。
それでも、VIPプログラムを検討したおかげ(?)で金銭感覚がズレてきて、「一般チケットなんて安いもの。次は5万円までは使おう」と、昨年の抽選販売当初から考えると、自らのなかでW杯にかける予算が一気に上がっていました。
そして、3回目となる一般先着販売。満を持して2台のパソコンでチケット販売サイトへログインしてみたものの、18時時点で示された順番待ち結果は、8万人以上待ちという有様。何時間経っても、チケット購入画面にさえたどり着けません。
すでに販売開始から6時間以上が経過し、日付が変わっても「45130人」が待っている状態で、チケット在庫状況ページでは、日産スタジアム開催分の9割くらいに「×」印が付いています。
もうラグビーW杯なんてテレビで見てやる!との思いを抱きながらも、目の前の“待ち人数”が少しでも減るのを期待しながら、ずっとパソコンの画面をにらみ続けています。時間は午前1時17分。あと2万5708人……。(西村)
(追伸)結局、ログインするまでに明け方までかかり、チケットは1枚も入手できず、残念な時間の使い方となりました。
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