初夏の日差しを感じながらも、春らしい気候の中、初めて行われた「5月場所」は好評を博したようです。
昨年(2023年)まで夏に開催されてきた「綱島子どもすもう大会」は、第52回目の開催となった今年(2024年)は、暑さ対策のために春の開催へ初めて移行。
今月5月25日(土)ときのう26日(日)の両日、横浜市立綱島小学校(綱島西3)の土俵にて、保育・幼稚園児(4・5歳児=年中・年長)から小学生までの取組が行われました。
開催時期の変更についての周知が徹底されていないことへの懸念もあったものの、初日は約110人、2日目も約100人の参加があったといい、「昨年よりも参加者が増えました」と、実行委員長で港北区スポーツ推進委員連絡協議会副会長(綱島地区スポーツ推進委員協議会会長)の小泉誠さん。
「ちょうどよい気候でした」と、大会会長で綱島地区連合自治会会長の佐藤誠三さんも、綱島のみならず、日吉や高田、鶴見区駒岡からも参加者があったと、その反響の大きさ、また大きなケガなどもなく、無事に日程を終えることができたことを喜びます。
25日の横浜市の最高気温(気象庁)は24.3度、翌26日は25.3度。
昨年開催時の(2023年)7月25日は「真夏」らしく34.4度、翌26日は35.6度と、今年は10度近くも低い気温であったことから、暑さ対策という点での大きな効果を得られたようです。
「これから開く反省会などを通じて、今年の開催について振り返り、今後(春開催への移行を)継続していくかについても検討したい」と小泉さん。
快適な気候、そして環境の中行われた今回の大会では、暑さを気にせず、子どもたちの力強い取組に大きな歓声があがるシーンも多く見られており、真剣なまなざしで対戦する一人ひとりや応援する人々の想いが、これからも大きな「力」となり、大会のさらなる盛り上がりにつながることが期待できそうです。
なお港北区内では、7月に新羽地区で「新羽地区子ども相撲(すもう)大会」(新羽地区相撲連盟主催)の開催が予定されており、大倉山地区(大倉山地区相撲連盟)でも、これから夏に向けての相撲大会開催に向けての準備や調整を行っていくとのこと。
区内では、大相撲伊勢ヶ浜部屋の横綱・照ノ富士関が寄贈する「すもう場」(土俵)が、今年度(2024年度)中にも新横浜公園(小机町)内に、市の公園内にある唯一の「すもう場」として整備される予定となっています。
今年4月20日に横浜アリーナ(新横浜3)で開催された「大相撲横浜アリーナ場所」も前年を上回る約7500人の来場者で盛り上がったとのことで、今後、世代を超えた区内の「すもう熱」のさらなる高まりも期待されそうです。
(※)この記事は「新横浜新聞~しんよこ新聞」「横浜日吉新聞」の共通記事です
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・【告知記事】暑さから子どもたちを守りたい、「綱島子どもすもう大会」5月開催で初の体験会も(横浜日吉新聞、2024年4月25日)
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・日吉の本だな1周年、日吉が生んだ戦前の横綱「武蔵山展」を企画(横浜日吉新聞、2023年1月16日)
・日吉駅は「受験生」、綱島駅は「地元力士」、のるるんや駅員が“熱烈応援”(横浜日吉新聞、2022年2月1日)※綱島子どもすもう大会で育った一人として知られる港北区出身の力士・鳩岡(鳩岡良祐)さんを応援。
【参考リンク】
・横綱照ノ富士関から横浜の子どもたちへ「すもう場」をプレゼント!! 横綱から山中竹春横浜市長に目録をお渡しいただきました(横浜市みどり環境局公園緑地管理課)