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ラグビーワールドカップで活躍した国内外の選手がプレーする国内最高峰のリーグへの注目が高まっています。

今月(2023年)12月16日に日産スタジアムで開かれたラグビーリーグワン(LEAGUE ONE)」の横浜キヤノンイーグルストヨタヴェルブリッツ戦で観客数が3万1312人に達し、2022年1月にリーグ戦を開始して以来、日産スタジアムでは最多、リーグ全体でも過去2番目の動員数を記録しました。

試合2時間前の開門時には長蛇の入場列ができていた(12月16日)

リーグワンでは、横浜市をホストタウン(本拠地)とする横浜キヤノンイーグルスが2022年1月の初シーズンから日産スタジアムで主催試合(ホストゲーム)を開いており、今回が通算4試合目

今年秋に「ワールドカップ(W杯)2023フランス大会」が開かれてラグビーに対する注目が高まっていたことに加え、同大会で決勝戦を戦った南アフリカとニュージーランドの主力選手が横浜キヤノンイーグルスとトヨタヴェルブリッツに複数人所属しており、「カード自体が注目を集めたのかもしれない」(横浜キヤノンイーグルス広報担当者)と話します。

前回と今回のW杯で主力として活躍した著名選手が目立つ試合となった(12月16日)

また、過去3回にわたって日産スタジアムで行った試合は新型コロナ禍の影響や悪天候などで動員が伸び悩んでいましたが、今回は日中に晴れ間が広がり、最高気温が23度に達するという12月中旬とは思えないような好天。

「横浜市内の各所でポスターを貼っていただくなどPR活動を行い、チケットは前売りの段階から好評でしたが、ここまで来ていただけるとは思わなかった」(同)とチームも驚くほどの人出となりました。

未開放だったゴールポスト裏以外のスタンドはほとんど埋まっており、1階の指定席は入手が難しい状態だった(12月16日)

日産スタジアムでのラグビーは、2017(平成29)年と2018(平成30)年に行われた国際試合で4万人以上、2019年秋W杯日本大会の6試合はすべての試合で6万人以上を記録し、決勝戦ではスタジアム最多となる7万103人を集客した実績を持ちます。

W杯以降はコロナ禍で中断してしまった横浜での“ラグビー熱”をリーグワンが再燃させつつあるようです。

横浜キヤノンイーグルスでは、今週12月23日(土)から来年(2024年)2月10日(土)まで今度はニッパツ三ツ沢球技場4試合を予定しており、「日産スタジアムでの良い流れを次戦以降にもつなげていきたい」(同)と話していました。

日産スタジアムでのラグビー国内リーグ戦(記録)

  • 2016年8月26日(土)18:00(※前身のトップリーグ時代)
    東芝ブレイブルーパス 21-19 キヤノンイーグルス(晴れ/観客数:11,223人
  • 2022年1月15日(土)14:30(※リーグワン初年度、ホーム開幕戦)
    横浜キヤノンイーグルス 55-21 コベルコ神戸スティーラーズ(晴れ/観客数:11,233人
  • 2022年4月23日(土)14:30(※リーグワン初年度)
    横浜キヤノンイーグルス 24-33 埼玉パナソニックワイルドナイツ(晴れ/観客数:8,299人
  • 2023年4月15日(土)14:00(※リーグワン2季目、ホーム最終戦)
    横浜キヤノンイーグルス 9-11 東京サントリーサンゴリアス(雨/観客数:15,034人
  • 2023年12月16日(土)14:10(※リーグワン3季目、ホーム開幕戦)
    横浜キヤノンイーグルス 24-22 トヨタヴェルブリッツ(晴れ/観客数:31,312人

横浜市内でのキヤノンイーグルス試合予定

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【参考リンク】

ラグビー「リーグワン(LEAGUE ONE)」の公式サイト(3シーズン目は2023年12月9日に開幕)

横浜キヤノンイーグルスの公式サイト(横浜をホストタウンとする唯一のチーム)