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2シーズン目の目標としていたプレーオフ進出を決めています。

昨年(2022年)12月から行われていた「ジャパンラグビー・リーグワン(LEAGUE ONE)」のリーグ戦が今週(2023年)4月23日に終了し、横浜キヤノンイーグルス10勝2分4敗(勝点54)で4位となり、上位4チームで日本一を争う「プレーオフトーナメント」への初進出を決めました。

今シーズンのホーム最終戦は降り続く冷たい雨のなか、日産スタジアムで東京サントリーサンゴリアスに僅差で敗れ、4位の座が危うくなったことも(4月15日)

横浜キヤノンイーグルスは、4月15日に日産スタジアムで3位の「東京サントリーサンゴリアス」と対戦しましたが、9対11の僅差でホーム最終戦を落とし、5位の「東芝ブレイブルーパス東京」に勝点差を1にまで迫られ、4位をかけて最終戦に突入。

東芝ブレイブルーパスが4月21日の最終戦に敗れたことから横浜キヤノンイーグルスの4位が確定したものです。

プレーオフの記者会見に臨む(右から)横浜キヤノンイーグルスのデクラーク選手、梶村主将、埼玉パナソニックワイルドナイツの松田力也選手(SO=スタンドオフ)、坂手主将(4月24日、都内)

キャプテンの梶村祐介選手(CTB=センター)は、「やっとこの舞台に立てることが嬉しい。昨シーズンは手が届きそうなところで手放してしまったので、何としてでもプレーオフに残りたいというチーム全体の強い気持ちがこの結果につながった」と話します。

プレーオフトーナメントは、リーグ戦の1位と4位2位と3位のチームが“一発勝負”で対戦し、勝者が日本一を決める決勝へ進み、敗者が3位決定戦にまわる仕組みとなっています。

プレーオフのトーナメント表、横浜キヤノンイーグルスは5月13日(土)に埼玉パナソニックワイルドナイツと対戦(2022-23ポストシーズン特設サイトより)

横浜キヤノンイーグルスの対戦相手は、リーグ戦を15勝1敗と圧倒的な強さを見せた「埼玉パナソニックワイルドナイツ」。

今シーズンはリーグワン発足時から続いていた30連勝が止まって4月15日に1敗を喫したものの、「負けて修正することも大事。糧(かて)にした負けの一つだ」(キャプテン・坂手淳史選手、HO=フッカー)と逆にチームの結束力を高め、次の試合も危なげなく東芝ブレイブルーパス東京を下し、同チームのプレーオフ進出の望みを打ち砕いています。

今シーズンの最終順位表、横浜キヤノンイーグルスが喫した4敗のなかには埼玉パナソニックワイルドナイツ戦もある(リーグワン公式サイトより、一部加工)

横浜キヤノンイーグルスにとっては最大の難敵で、前身となる「トップリーグ」に昇格して以降、リーグワンの2シーズンを含めて、10年近く前の2013年9月に一度勝利をおさめて以降は勝てておらず、通算の対戦成績は1勝12敗

今シーズンからチームに加わった南アフリカ代表経験が豊富なファフ・デクラーク選手(SH=スクラムハーフ)は埼玉パナソニックワイルドナイツについて、「結束力が強くゲームプランもしっかりあって遂行能力が高い。個々の選手よりチームのシステムを崩さないといけない」と強い警戒感を口にします。

チャンピオンズトロフィーをかけた戦いは5月13日(土)から始まる

プレーオフでの対戦は5月13日(土)秩父宮ラグビー場(東京都港区)で行われ、勝利した場合は5月20日(土)に国立競技場で行われる決勝戦へ進み、敗れた場合は5月19日(金)の3位決定戦(秩父宮)へまわることになります。

「プレーオフは初めてなので、良い意味でプレッシャーが無い部分が強みだと思っている。恐れずにチャレンジしていきたい」と梶村キャプテン

ホストエリア(ホーム)として選んだ横浜にチャンピオンズトロフィーを持ち帰ることは叶うのか、横浜キヤノンイーグルスとして初の挑戦が始まります。

【関連記事】

2季目の「リーグワン」開幕、キヤノンは日産スタジアムなど横浜で4試合(2022年12月16日、今シーズン開幕時の記事)

あのデクラーク選手が「横浜」入団、日産スタジアムにファン招き会見(2022年07月22日、今シーズンから加わった)

【参考リンク】

プレーオフトーナメント「NTTリーグワン2022-23ポストシーズン特設サイト」(2023年5月13日~5月20日)

NTTジャパンラグビーリーグワン2022-23「順位表」(「ディビジョン1」全12チームの順位表)

横浜キヤノンイーグルスの公式サイト(試合や選手情報など)