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来年(2022年)3月の「相鉄・東急直通線(新横浜線)」の開業へ向けた“最終決定”となります。横浜市は相鉄・東急直通線の都市計画を変更するため、今月6月24日から縦覧(じゅうらん)の手続きを開始しており、当初決定した都市計画の範囲などで微修正を行っています。

7月8日(金)まで「縦覧」が行われている「第7号相鉄・東急直通線の変更に関する都市計画案」の計画書(横浜市の公表ページより)

相鉄・東急直通線は、2012(平成24)年10月に都市計画決定の手続きを終え、都市計画の範囲(工事を行う範囲)を決めていますが、工事が進んだことから再度厳密に測量などを実施。

その結果、地下トンネルの線形が当初決定していた範囲より1メートルほどスリム化していた区間があったほか、新横浜駅の出入口の位置を変更するなどの箇所が生じたため、あわせて変更の手続きを行うものです。

具体的には、(1)横浜羽沢国大駅から新横浜駅までの区間(羽沢トンネル)のうち1710メートル区間の線形、(2)新横浜駅の出入口の範囲(形状と区域)、(3)新綱島駅の範囲 (工事に使う立坑位置)、(4)新綱島駅から日吉駅までの区間(綱島トンネル・高架)のうち970メートル区間の線形――の4カ所における細かな変更が対象。

新横浜駅前の円形歩道橋(ペデストリアンデッキ)から環状2号線の地下にある相鉄・東急「新横浜駅」への出入口がつくられている(6月13日)

また、当初の計画書では駅名を「羽沢駅」と記載していた部分を「羽沢横浜国大駅」に変えています。

これに加え、新横浜駅の出入口で形状を変更するに際し、円形歩道橋(ペデストリアンデッキ=8・7・20号新横浜駅北口1号線)の都市計画案の変更も別に縦覧が行われています。

いずれも、来月7月8日(金)まで都市計画案(変更案)の縦覧が行われており、横浜市のホームページ内でも書類を公開するとともに、期間中は関係する住民の意見書提出も可能。

なお、いずれの変更も数メートル単位の細かな部分で、今回の変更箇所を示した「計画図」を見ても、ほぼ気付かないような“微修正”となっています。

【関連記事】

<相鉄東急・新横浜駅>駅前デッキから改札階へ直通も、4カ所の「出入口」新設(2021年9月2日、今回の都市計画変更に入っている)

【参考リンク】

「第7号相鉄・東急直通線の変更に関する都市計画案の縦覧」(横浜市、2022年6月24日~7月8日、期間終了後は消去される可能性あり)

「8・7・20号新横浜駅北口1号線の変更に関する都市計画案の縦覧」(横浜市、2022年6月24日~7月8日、期間終了後は消去される可能性あり)