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相鉄・東急直通線(新横浜線)の開業で、新横浜駅は交通拠点としての機能が大きく向上する――。

来年(2023年)3月に相鉄・東急直通線の新横浜駅を開業を控え、ブルーラインの駅を持つ横浜市交通局は、新たな改札口の新設や分かりやすい案内サインの設置といった駅の改良を行うなど、7社局が乗り入れることで交通拠点化する新横浜駅に大きな期待を持っているといいます。

ブルーライン・新横浜駅のJR連絡改札口付近(3月5日)

今週3月7日に開かれた横浜市会(市議会)予算第二特別委員会で、市交通局の三村庄一局長が新横浜駅の現状と展望を紹介しました。神奈川区選出の小松範昭市議(自民党)の質問に答えたものです。

同局長は、ブルーラインの新横浜駅に「相鉄・東急新横浜線(相鉄・東急直通線)」との乗り換え用の新改札口(移動前の旧行政サービスコーナー付近)を整備する計画について、「乗り換えの利便性を向上させるとともに、改札内にエレベータを移設することによって、バリアフリーの向上も図る」と述べます。

JR連絡改札口と日産スタジアム改札(8番出口)の間に新たな改札口を作り、相鉄・東急直通線の改札口との乗り換え利便性を高める(3月5日)

そのうえで、「相鉄・東急直通線と接続する空間は、乗り換えするお客様による新たな人の流れが生まれることから、店舗やデジタルサイネージを新設し、魅力的な空間とすることで増収効果が得られるものと期待している」と答弁。

また、相鉄・東急直通線は両鉄道に加え、東京メトロ(南北線・副都心線)や都営三田線など計7社局が乗り入れることになるため、案内板については「大型パネルやイラストで表現したピクトグラムの採用など、分かりやすい案内サインとしていく」といいます。

ブルーライン・新横浜駅では多数の工事が同時に進行中(3月5日)

新横浜では、駅や駅周辺の関係者が課題の共有や調整を図る場として2017(平成29)年1月に国土交通省や横浜市都市整備局などによる「新横浜駅 駅まち会議」と題した場が設けられ、「この会議で統一された考え方に基づき、案内サインの整備に取り組んでいる」とのことです。

また、新横浜駅については、「7社局・14路線を新たに加えた鉄道ネットワークが形成される。交通拠点としての機能が大きく向上し、町全体の活性化につながると考えている」と述べていました。

【関連記事】

<地下鉄・新横浜駅>相鉄・東急直通線の至近に「新改札口」、乗換短縮へ新設(2020年5月19日)

相鉄・東急「新横浜駅」のホーム天井は木目調、完成予想図を動画で公開(2021年12月31日)

地下鉄ブルーラインの経営に「相鉄直通線」はマイナス影響、期待は接続駅の新横浜(2018年10月18日、以前から交通局は新横浜駅に期待)

【参考リンク】

市営地下鉄新横浜駅に新しい改札口を整備します(横浜市交通局、2020年5月18日、ブルーラインの新改札口について)

ブルーライン・新横浜の駅情報(横浜市交通局)