2年ぶりの「出初(でぞめ)式」は港北公会堂で――地域で活動する功労者を称え、新たな一年の防火・防災への想いを共有しました。
きのう(2022年)1月8日(土)10時から、港北公会堂(大豆戸町)で開催された「令和4年港北区消防出初式・消防功労者表彰式」。
例年は、港北区を代表する新春イベントとして多くの参加者を集めての「消防出初式」を日産スタジアム(小机町)の屋外駐車場スペースで盛大におこなってきましたが、新型コロナウイルス感染症拡大の影響を受け、昨年(2020年)の開催は中止となっていました。
今年は、港北消防署、港北消防団と港北区連合町内会、港北火災予防協会、港北区自衛消防組織連絡協議会などの「港北区消防出初式実行委員」のほか、来賓としての港北区長や港北警察署長、港北区選出の議員や、消防功労者の表彰受賞者など約180人が来場(※2022年1月11日追記:主催者によると、予定数が180人で、実際には150人程度の来場だったとのこと)。
検温、マスク着用、ソーシャルディスタンスの確保といった感染症対策をおこないながら、2年ぶりの開催となった年始ならではの“新年初顔合わせ”の時間を共有していました。
今回の表彰式では、神奈川県知事表彰、横浜市長表彰のほか、横浜市消防局長表彰、港北消防署長表彰、港北消防団長表彰が順次おこなわれ、壇上や席上で受賞者を紹介。
代表者が表彰状を受け取り、日頃からの防火・防災活動への労を労(ねぎら)い、その活躍を称えたほか、この日のために編集制作された消防団・消防署の活動を紹介する映像作品も上映。
“迫力”の放水シーンも映像の締めくくりに流すなど、“出初式”らしさを意識した演出で一年のスタートを印象付けていました。
港北区内では、2020年2月以降、新型コロナウイルス感染症の影響により大型イベントの中止が相次いできたほか、今年も港北区の“三大祭り”とされる「大倉山観梅会」や「綱島公園桜まつり」、「小机城址まつり」がおこなわれない予定となっています。
毎年1月に区の関係者が集って新年のあいさつを交わす「賀詞交歓会」も、昨年に続き中止となっていることもあり、今回の「出初式」開催により、地域における消防署や消防団の活動実績、また防火や防災に対しての決意を共有できたばかりでなく、地域活動をおこなう人々の貴重な情報交換の場としての役割を果たす“一大イベント”としての成功をおさめたといえそうです。
【当日の様子】

「土曜開庁日」だった港北区役所には、ポスターコンクールの入賞作品が展示されていました。「コロナ禍」もあり、防火、そして防災の大切さを地域により広げていくための活動がより一層求められることになりそうです
【関連記事】
・2021年もイベントは厳しい状況、「消防出初式」や「大倉山観梅会」は中止(2020年12月14日)※昨年の開催中止について
・子どもたちの“声”で火災予防を、港北消防が菊名小で「アナウンス録音」(2021年10月29日)
・10代の「熱中症」増加に注意、大綱小で予防アナウンス初録音(2021年7月7日)
・「夏休み」に火災予防のアイデアを、港北消防が“好評”ポスターコンクール(横浜日吉新聞、2021年6月16日)
【参考リンク】
・【お知らせ】令和4年港北区消防出初式について~港北消防署からのお知らせ・イベント情報(消防局港北消防署総務・予防課)※動画は後日「ダイジェスト版」として公開予定とのこと