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新横浜で始まった“氷上モータースポーツ”の大会が来週(2021年)9月23日(木・祝)に「KOSE新横浜スケートセンター」(新横浜2)で開かれます。氷の上で「電気(EV)レーシングカート」が速さを競うという日本で初めてのコンセプトを掲げた大会は、会場での観覧が可能です。

昨年10月の第1回大会であいさつする日本EVクラブの舘内(たてうち)代表理事(KOSE新横浜スケートセンター)

この「氷上電気カート競技会~SDGs ERK on ICE」(ERK=電子レーシングカート)は、電気自動車(EV)の普及に取り組む市民団体「一般社団法人日本EVクラブ」(世田谷区、舘内端代表理事)が主催。

SDGs(エス・ディー・ジーズ=持続可能な開発目標)対応の新型モータースポーツとして、一昨年(2019年)7月に新横浜スケートセンターでテストイベントを開き、昨年(2020年)9月には初の大会を開催していました。

新しいエコなモータースポーツとして電気レーシングカートの氷上走行を試行してきた(2020年10月、KOSE新横浜スケートセンター)

主催者によると、SDGsで求められている二酸化炭素(CO2)の排出削減を実現し、都市部の室内でも開催可能なモータースポーツを模索するなかで、全国に200カ所近くあるといわれるスケート場に着目。

電気レーシングカートのスタッドレスタイヤにスパイクを打ち込んで氷上走行を試したところ、滑るように走ったり、思わぬ形でドリフト(横滑り)走行できたりするドライビングの新たな世界観が得られただけでなく、小学生から高齢層まで幅広い世代で楽しめることがわかったといいます。

昨年の第1回大会では自動車業界の専門家による8チームが競った

2年前の新横浜でのテストイベントを経て、初めて開いた昨年の第1回大会では、新型コロナウイルス対策からレース参加者の公募は行わず、自動車雑誌を運営する8誌の専門家による対抗戦として実施。今回は初めて一般公募を行ったところ多数の応募があり、8月末までに締め切られています。

レースは、未経験者も参加可能な「ビギナー」(20人=4人×5レース)をはじめ、経験者の「エキスパート」(20人=4人×5レース)、モータースポーツに出場経験者による「マスター」(2人1組×8組、トーナメント戦)の3クラスに分けて実施。10代から60代まで幅広い年代からの参加申し込みがあったとのことです。

今大会は一般公募の50人以上が氷上で競う

9月23日(木・祝)の12時から16時に開かれる大会当日は、200人限定で現地観覧者を募集しており、入場料は1人500円(小学生以下は無料)。9月20日(月・祝)17時までにチケット販売サイト「Peatix(ピーティックス)」での事前購入・申し込みが必要です。

なお、当日のレースは、「エキスパート」(約50分)、「ビギナー」(約50分)、「マスター」(約1時間)の順に行われる予定です。

【※9月23日写真追記:開催当日の様子】

今回は一般公募による50人以上がレースに参加、募集開始から2日間で定員が埋まったという

「ビギナー」「エキスパート」のクラスでは4人1組で順位を競った

各クラスごとに表彰式とメダルの授与も

経験豊富なレーサーによる「マスタークラス」では激しいスピードで競っていた

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【参考リンク】

2021年9月23日(木・祝)「第2回SDGs氷上電気カート競技会~SDGs ERK on ICE」の案内サイト(一般社団法人日本EVクラブ)

2021年9月23日(木・祝)「第2回SDGs氷上電気カート競技会~SDGs ERK on ICE」の観覧申し込み (Peatix=ピーティックス)