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リコーが四半世紀以上にわたって重要拠点としていた新横浜から撤退することになりました。株式会社リコー(東京都大田区)は、今週(2021年)6月30日付けで環状2号線沿いの新横浜3丁目に置いていた「新横浜事業所」を閉鎖したことを明らかにしました。在宅勤務などのリモートワークが進展したことにより、拠点の最適化を図るとしています。

環状2号線沿いにある「リコー新横浜事業所」(写真左)、新横浜プリンスホテル(真ん中)や横浜アリーナ(右)に近い場所にある

リコーの新横浜事業所は、1993(平成5)年8月から地上20階建ての「ユニゾ新横浜ビル(旧常和新横浜ビル)」に置いており、新横浜の多くの場所から見える高層ビル上部の企業ロゴは、おなじみの光景となっていました。

同社によると、昨年(2020年)8月時点で新横浜事業所には、オフィス系事業のスタッフやソフトウエア開発、販売・マーケティング、IT部門などの約1800人が勤務しており、過去にはカメラ事業部も拠点としていたといいます。また、リコーインダストリアルソリューションズ(6月21日付けで移転)など新横浜事業所を本社とする子会社もありました。

ただ、同社では、新型コロナウイルス禍を機に在宅勤務などのリモートワークが進んだことから、首都圏オフィス拠点への出社率は30%以下という状況で、本社では15%前後にとどまっているとのこと。

閉鎖され、シャッターが閉じられた「リコー新横浜事業所」(7月1日)

こうしたことから、リモートワークと出社を組み合わせ、「対面・非対面」を使い分けて効率的に業務を行う働き方をさらに進めていく方針を決めており、オフィス拠点の削減もあわせて行われたものです。

新横浜事業所の閉鎖後は、拠点を大田区の本社や海老名市の「リコーテクノロジーセンター」、横浜仲町台事業所(都筑区新栄町)に集約するとのことです。

新横浜では、富士通グループの子会社が本体への統合や働き方改革でオフィスを閉鎖する動きが相次いでいましたが、古くから重要拠点を置いていたリコーも撤退することになってしまいました。

【関連記事】

新横浜の「富士通コワーコ」が本社移転、働き方改革で川崎市中原区へ(2021年4月19日、リモートワークの進展でオフィスを統合する動きも)

新横浜の「オフィス空室率」が2年8カ月ぶりに3%台、平均賃料は下がらず(2021年3月17日、オフィスの空室率は上昇傾向にある)

【参考リンク】

リコー、対面・非対面を組み合わせたハイブリッドな働き方を促進(株式会社リコー、2021年6月30日)

本社および事業所移転のお知らせ(リコーインダストリアルソリューションズ株式会社、2021年6月21日、新横浜からリコー本社内へ移転)