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地元住民や横浜国立大学への通学者に加え、駅訪問者にも貴重な買物場所となりそうです。羽沢横浜国大の駅前に先週(2021年)5月28日(土)、ドラッグストア「クリエイトエス・ディー羽沢横浜国大駅前店」(神奈川区羽沢南2)がオープンし、生鮮品を含めた食品スーパー的な品揃えとなりました。

これまで羽沢横浜国大では、駅構内に置かれた飲料や菓子類の自販機が唯一の“買物スポット”だった

貨物の専用駅だった羽沢横浜国大駅の周辺は、一昨年(2019年)11月に「相鉄・JR直通線」とともに旅客駅が開業したものの、駅前の再開発が進んでおらず、駅構内の自動販売機以外は買物できる場所がまったくない状態でした。

このほど駅前再開発エリアのなかで、環状2号線寄り「B地区」の西谷駅寄りに、横浜市内を中心にドラッグストアや調剤薬局を展開するクリエイトエス・ディー(青葉区荏田西)がドラッグストアを開店。2階建ての建物24時間営業のコイン駐車場が完成しています。

5月28日にオープンしたドラッグストア「クリエイトエス・ディー羽沢横浜国大駅前店」、建物の2階は9月以降に医療モールとなる予定

建物の1階に設けられた店舗では、医薬品や化粧品といったドラッグストアの“定番商品”に加え、精肉や野菜、果物といった商品も一部取り扱っているほか、数は少ないものの弁当類も販売しており、食品スーパーとしても活用できそう。営業時間は9時から21時まで。また、調剤薬局も併設しています。

建物2階は4つのクリニックによる医療モールとなる予定で、今年9月に内科と眼科、10月に皮膚科、来年春に小児科が開院することを現地に告知していました。

「A地区」(写真奥)では2024年3月の完成に向けて23階建て再開発ビルの建設が進む、写真左は東海道貨物線の線路、右は羽沢横浜国大駅舎

羽沢横浜国大駅の駅前では、横浜羽沢貨物駅寄りの「A地区」(約7400平方メートル)で2024年3月の完成に向けて、357戸の住居を中心とした地上23階・地下1階建て(高さ92.5メートル)となる再開発ビルの工事が進んでいます。

同再開発ビル内の1階と2階にはスーパーなどの小売店を想定した「食料品・生活用品など」、2階から4階には「子育て支援施設」や「非物販店舗」、「医療施設」といったテナントスペースが設置される予定です。

駅舎の真正面となる位置(B地区)では今も工事が始まっておらず、時間貸しの駐車場となっている

一方、B地区は借地する形でオープンした今回の「ドラッグストア・医療モール」のほか、駅舎寄りの一画でも建物の建設が構想されていますが、現時点では1日1000円の時間貸し駐車場「THE PARK(ザパーク)羽沢南第3」として使われており、工事は始まっていません。

)写真はいずれも2021年6月1日撮影

【関連記事】

<羽沢横浜国大>駅前再開発が始動、23階建てビル着工へ、ドラッグストア出店も(2021年2月1日)

【参考リンク】

ドラッグストア「クリエイトエス・ディー羽沢横浜国大駅前店」(2021年5月28日オープン)