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一刻も早く解除されるよう全力を尽くす――。神奈川県や東京都など8都道府県を除き、全国で「緊急事態宣言」が解除されたことについて、横浜市の林文子市長は、きのう(2020年)5月14日(木)にコメントを発表しました。

林文子市長の緊急事態宣言延長に伴うメッセージ動画も公開している(5月8日付け、YouTubeより

同コメントでは、横浜市内の新型コロナウイルスの感染者発生状況について、「4月6日の週に100人を超えましたが、その後、1週間あたり75人前後で推移し、5月4日の週は45人と減少しています」と説明。

そのうえで、「特に感染経路不明の感染者の発生は確実に減少しており、市民の皆様の一つひとつのご協力が、着実に形となって表れています」との見方を示します。

5月14日の段階で緊急事態宣言の解除が行われなかったことについては、「横浜市としては、県や県下の自治体と連携し、一刻も早く解除されるよう全力を尽くしてまいります」と述べ、「政府は、21日を目途に改めて宣言解除の判断をすることとしており、横浜市は、宣言の解除を見据え、市立学校や市民利用施設等の再開に向けた準備と同時に、再度の感染拡大を防止する取組も進めてまいります」と今後の解除に向けた期待感を示しました。

5月14日までの新型コロナウイルスの感染者発生状況。減少傾向にあるものの依然として多い(横浜市の特設ページより)

ただ、市長のコメントが発表された14日は、横浜市内で19人の感染者が発生したことを公表しており、同日時点で市内の累計感染者数は484人となり、累計死亡者も32人に達しています。

感染経路不明の感染者は減少傾向にあるものの、医療機関などでの集団感染(クラスター)を中心に感染者数を激減させるまでには至っていない状況です。

【関連記事】

横浜市会で議論、「集団感染が収まれば安定」「医療崩壊の状況にない」(横浜日吉新聞、2020年5月13日、市長が現状の見解と6月からの経済再開への期待感を示す)

神奈川県の「緊急事態宣言」は5月末まで延長、外出自粛と休業要請を継続(2020年5月6日)

【参考リンク】

新型コロナウイルス感染症に関する横浜市長コメント(横浜市)

横浜市内の陽性患者の発生状況データ・相談件数(横浜市)