新横浜・菊名・大倉山・新羽など港北区南部の地域情報サイト

神奈川県など首都圏に先月(2020年)4月7日から出されていた国の「緊急事態宣言」がきのう5月25日(月)で解除されたことにともない、県は県民に対する外出自粛要請を解くとともに、県内の店舗や施設に行っていた休業要請もあす27日(水)午前0時に解除する方針です。

神奈川県民に緊急事態解除後の行動などについて動画メッセージを発信する黒岩祐治知事(YouTubeより)

神奈川県の休業要請は、キャバレーやバー、ネットカフェ、カラオケボックス、ライブハウスといった「遊興施設」をはじめ、生活必需品以外の「大型商業施設」など広範囲に対して行われていましたが、これを5月27日(水)午前0時時点で一律に解除し、22時までの営業を認めることとしました。

また、5時から20時(酒類は19時)までの営業とするよう求められていた飲食店についても、同様に22時までの営業が可能

飲食店や店舗などの営業にあたってはガイドラインに基づく感染対策を行うことを求めている(神奈川県「第10回新型コロナウイルス感染症神奈川県対策本部会議」の資料より)

一方、飲食店などに対しては、「ソーシャルディスタンス(社会的距離=2メートル以上、最低1メートル)の確保」をはじめ、「アクリル板等により各席を遮蔽する、又は隣の人と一つ以上空け互い違いに座る、対面せず片側に座る等」「混雑時における入店制限(整理券配布等)」といった県のガイドラインに基づく感染対策を行うことを求めています。

イベント開催では、屋内の収容定員に対する参加人数の割合を半分程度以内とすることで、小規模イベント(屋内100人以下、屋外200人以下)について自粛要請を解除しました。

神奈川県内における感染の現状を信号機で表す「モニタリング状況」のページも公開された(神奈川県「新型コロナウイルス感染症 モニタリング状況」のページより)

なお、県民への外出自粛要請も同時に解除されるものの、繁華街の接待を伴う飲食店など「クラスター(集団感染)」が発生したような場所の利用や、帰省や旅行といった県域を越えた移動は、おおむね3週間は控えるよう呼び掛けています

【関連記事】

神奈川県、休業要請の解除で「対策チェックリスト」、感染者接触をLINE通知も(横浜日吉新聞、2020年5月27日※リンク追加

<横浜市長>緊急事態宣言の「一刻も早い解除へ全力」、学校再開へ準備も(2020年5月15日)

神奈川県も「東京都と同じ」休業要請、生活必需の店舗を除き営業が難しく(2020年4月11日)

【参考リンク】

新型コロナウイルス感染症対策の神奈川県対処方針(2020年5月25日掲載、「緊急事態宣言」解除後の方針)

緊急事態宣言の解除に伴う知事メッセージ(神奈川県、2020年5月25日掲載)